大切なおれたちの宝物 ybhk

4話 ニタニタ ページ5

光side

光｢でも、俺お前とへんなのしてないよ？｣



薮｢でも最近だろ？前はしたじゃん｣←



光｢思い出したくもない…｣←



薮｢可愛かったなぁ〜ひかるぅ〜｣←←



ニタニタしながらうへへうへへ言ってるやぶはただの馬鹿野郎だった。



光｢薮との子かぁ…｣



薮｢ん…｣



光｢薮は…薮はどう思うの？俺のこと…気持ち…悪い……？｣



薮｢えっ？｣



光｢だって…男なのに妊娠してるんだよ？？メンバーにも言いたくないのにっ…しかも…1番バレたくない人だった……｣



俺はもう頭がパンク状態になり目から涙がポロポロ出てきた。すると、なにか温もりが俺を包んだ。



薮｢ねぇ、ひかる？俺さ、すっごく嬉しぃんだ〜｣



光｢ふぇ……？｣



薮｢だって、俺とひかるの子だよ！？ぜってぇかわいいじゃん！！｣



光｢……ひかのこと…きもちわるく…ないの？｣



薮｢ん？まったく？むしろ可愛い天使｣←←



光｢……そっか…やぶぅはそういう人だもんね…えへへっ……｣



なにか元気が貰えたような気がして薮に向き直った。



薮｢ひかる、光はどうしたい？この子、産みたい？｣



光｢えっ…やぶは…どうなの？｣


薮｢俺？え？もちろん産んでは欲しいけど…男の体って女の体より弱いって聞くし…光元々体強いほうじゃないから心配っちゃ心配なんだよな…でも…できれば…産んで欲しい…かな…｣



薮は俺の目線に合わせるように座り込んで話をしてくれた。



その言葉を聞いた途端、また涙が溢れた。



薮｢わっ！ごめん！俺、泣かせちゃった！？(汗)｣



光｢いや…ちがくて…嬉しくって…｣



薮｢んぇ？｣



光｢……俺の体も…気遣ってくれてありがとう…でも決めた。俺、この子、産む。｣



薮｢そっか！うわぁ〜俺とヒカルの子絶対かわいいうわぁ〜うわぁ〜｣←



光｢もう、とりあえず落ち着いて(笑)｣



薮は俺のお腹を触り



薮｢おーーい！おとーさんだぞーーー｣←



なんて言ってるww



まだ聞こえてないよ←



って思いながらもクスッと笑ってしまった。



名取先生には産むことを伝えると喜んでくれた。



薮｢あのさ…ひかる、俺、光をひとりにさせる勇気ないんだよ…｣



光｢え？｣



薮｢だって…これからつわりとかもあるんだろ？｣



光｢それは頑張って乗り越えるよ？｣



薮｢違う…ちがくて…傍で…支えたくて…｣



薮は少しそっぽ向きながら話してくれた。

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