21話 話す勇気、BEST会について ページ22
光side
大ちゃんを薮と見送ってから部屋に戻る。
リビングでぼーっとしてると暖かい白湯を入れてくれる薮。
薮「白湯でも飲みな?俺もおそろいのさゆぅ〜!」←
一人でやけにテンションが高い薮。ほんっとアホだなぁって思うけどそんな薮の性格に救われている。
光「…ありがと…」
薮が入れてくれた白湯を1口含む。暖かい気持ちになってコップを静かに置いた。
薮「大ちゃんはああやって言ってくれたけど、伊野尾と雄也に…話せそうか?」
俺の顔をのぞき込みながら心配そうな顔をする薮。
光「なにいってんの(笑)伊野ちゃんと雄也には早めに言っとこうと思ってたし(笑)怖くねぇよ?」
そう言った俺だったが正直どう思われるかわからなくて手が震える。
手が小刻みに震え片方の手で覆っても止まらなかった。
するともう1つ俺より少し小さな薮の手が重なった。
薮「ひかる?震えてる。怖いんだろ?伊野尾と雄也に言うの…」
あははっと笑ってみるものの顔に力が入んない…
薮「大丈夫。俺もついてる。大ちゃんもいる。ひかるはひとりじゃない。一人で抱え込まなくて大丈夫だから」
そっと包み込んでくれる薮。
暖かい気持ちになりつーっと涙が零れた。
薮の”大丈夫”という言葉にかなり救われた自分がいる。
光「ありがと…やぶっ…」
俺は薮の体にしがみつき顔をうずめた。
数日後大ちゃんから薮の携帯にピコンッとLIN○が届いた。
薮「え、何言ってんの大ちゃん。ちょ、電話するわ」
ちょっと怒ってる?
ソファーに座ってゆっくりしていたが薮のことが気になり立ち上がった。
薮は耳に携帯をあて電話していた。
薮「あ、もしもし大ちゃん。どうしてこうなったの?ひかるがどういう体調か…」
薮「はぁ!?ちょ、居酒屋は無理!却下!!」
??
居酒屋??なんのこと…
光「やぶ…どしたの…」
薮「あ、いや……『ひか?ひかいるの?? 』」
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くーちゃん(プロフ) - くるさぼさん» コメントありがとうございます!!わぁ泣そう言っていただけると嬉しいです!これからも更新していきますので読んでくださると嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります!! (2021年1月18日 12時) (レス) id: f70e29d442 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - くーちゃんさんの作品本当に大好きです!更新がある度にわくわくしながら読んでいます。これからもくーちゃんのペースで頑張って下さい。 (2021年1月18日 0時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くーちゃん | 作成日時:2020年12月6日 14時