雪男は愛に溺れて。

mmiw ページ6

mm side



「抱いていい？」

「待ってた」



どれぐらい一緒にこういう時間を過ごしたんだろう。

何時からか好きになってた目の前の彼。

ずっと一緒に過ごして今がある。


何てね。



いつものように首に腕が廻ってきて いつものように押し倒して甘いキスを落としたら慣れたようにどんどん深くなって。

服を脱がせたら露になる筋肉が俺をそそる。



俺と彼がこういう関係に陥ったのは 多分俺が高校1年生の冬。

その時彼はもう社会人で俺からしたら大人って感じだった気がする。



今じゃもう俺も彼も社会人。


大人だ。





「ぃ...あぁ、」

「んは...可愛い 照」

「あぁ...駄目、っ」

「ね...、駄目だね...？」





何をしても質量を増す相手の自身を膝で擦りながら淫らな顔をする頬を撫でる。


可愛いよ。今日も。


なんて言う意味を込めて。



揺れる腰がまた俺を誘ってくるから俺も暫くしたらもたなくなるのもいつものこと。





「...舐める、」

「良いよ。大丈夫」

「舐めたいだけ、...良いだろ？」





彼は何処までも狡いと思う。

何処までもね。





｢…、っ 上手｣

｢っん …でしょ?｣

｢…っぁ あ …まじ、最高それ …｣




どこで習得するのか知らない間に上手くなってるこの行為自体に苛立ちはあるけど ちらりと相手を見ればしっかり上目遣いでこっちを見ていておかしくなりそう。


ここで果てても…とは思ったけど やっぱり本望は中。


危うくなったところで照を押し倒して解さず挿れる。


…好きだもんね、これ。




｢ぁ…、っあぁ…｣

｢可愛いね…照｣

｢蓮… んっ あぁ｣




だらしない声も漏れ漏れ。


お母さんにバレちゃったらどうすんの。


…それでも興奮しちゃうっか。照なら。





｢…ほら いっぱい啼いてね? 照にぃちゃん｣

｢んん…はやく… っ｣





はやくお金たまったら 2人で家出て 2人で住もうね。なんて。


照の足が腰に廻る。


好きなんだよね。 全部が。

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