伝えることができたら ページ34
．
最近、もう制御が効かなくなってきている…と思う
一緒にご飯を食べに行った日だって、
WN「じゃあ…
本当になってみようか？彼氏」
サイン会の日だって、
WN「ねぇ、さっきの男の子…誰」
WN「…Aさ、
俺のこと好き？」
こんなことばかり言って、Aの勘が良ければそろそろ気付かれてもおかしくないと思う
ただ恋愛経験がないAのことだから、俺がAのこと好きだなんて、これっぽちも思いやしないだろう
これで良いのかは、分からないけど…
JN「ウォヌ、今日ゲームしよ」
WN「あ、うん、いいよ」
JN「やったー」
横で嬉しそうにぴょんぴょん跳ねているジュンを見て、呑気だなぁって呆れそうになるけど
その素振りがどこかAと重なって、ニヤけそうになるのを我慢する
……俺、もうかなり重症だな？
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
JN「ウォヌ、来たよー」
夜、しっかり俺の部屋にやって来たジュン
WN「久しぶりじゃない？ゲームするの」
JN「あ、そうだ、ゲームするんだった」
…おい。
WN「何しにきたんだよ」
JN「ウォヌ、最近なんか悩んでるでしょ」
いつもは不思議の国にいるけど、こう見えてもメンバーのことをきちんと考えているんだなと思う瞬間が多々ある
WN「はぁ…ジュナ、お前ってそういうとこは鋭いよな」
JN「まぁね〜
で、何？」
「Aのことなんだけど…
一緒にいればいるほど好きっていう想いがどんどん増えて、なんていうかもう苦しいくらいに好き」
JN「うわ、ちょっとキュンってきた」
WN「…」
JN「ごめんごめん」
WN「伝えることができないのに、もう口が滑ってちゃっかり好きって言っちゃいそうなところまで来てるし…」
JN「言っちゃえば？」
WN「へ？」
JN「ん？」
何か変なこと言った？って顔のジュン
WN「いやいや同じグループのメンバーだよ？
…ダメでしょ、どう考えても」
JN「でも、好きなんだからしょうがないじゃん」
どうしようもない気持ちを押し込んでも、それはどうしようもないままでしょ？
って、大きな瞳と目が合えば、心の中まで見透かされたような気がする
正直、何かがきっかけで、Aに俺の気持ちが伝われば良いのにって何回も思った
でももし、自分の口で伝えられるのなら
「好きだよ」
そう言ってもいいのなら…
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1050人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
i n o(プロフ) - しうるうさん» しうるうさん！コメントありがとうございます（ ; ; ）しうちゃん大好きなんです！！！そして他グルと絡むなら絶対にEXOだなぁ…と思っていたので、特別出演カムサです！！（笑） (2022年4月16日 2時) (
レス) id: 6264e2ea33 (このIDを非表示/違反報告)
しうるう - シウミン様を出してくださっている......ありがとうございます泣 (2022年3月20日 19時) (レス) @page21 id: ee33337df2 (このIDを非表示/違反報告)
i n o(プロフ) - 優さん» 優さん！無事に完結できたのもここまで読んでくださったおかげです…！本当にありがとうございます！！ (2021年12月20日 15時) (レス) id: 6264e2ea33 (このIDを非表示/違反報告)
i n o(プロフ) - 四季さん» 四季さん！ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです（ ; ; ）またの更新をお楽しみに！！ (2021年12月20日 15時) (レス) id: 6264e2ea33 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎回すごく楽しく読ませていただいておりました……！！ (2021年12月20日 2時) (レス) @page43 id: 19dcd445f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：i n o | 作成日時：2021年10月16日 10時
