どれくまっ！！～日本史を駆けるあの子の非日常～【外伝集】 (ページ4)

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安土桃山時代より織田信長&豊臣秀吉

【抱き着いてみた】

織田信長

｢なんだ、まさか抜き足差し足で来てたのか？……バレてるぞ｣
ふん、と鼻で笑いながら口角をあげる魔王信長。
こんなことしなきゃならんくらいなら…えいっ、驚かしちまえ！と抜き足差し足で来てバフッと後ろから抱き着いてみたのだが、来てることバレてたらしい。余計にハズイ。
貴様の身分で俺に触るとはよい度胸だと言いながら引きはがされました。ツンデレ？？(違う)
｢これを市(いち)が見ていたらどうする。変なことを覚えたら全て貴様のせいだからな｣
……ただのシスコンのようだ！

※市…信長の異母妹。信長が最も愛した妹と言われている。戦国一の美女とも言われている。

豊臣秀吉

｢A？どうしたのさ？？……まさか、俺の側室になってくれるのか？？｣
にやり、と笑うサルこと秀吉。今すぐにでも殴り飛ばしたいがこれも企画のため、耐えろ私！！と心の中で唱えていた。
そのあとすぐに私は逃げ出した。途中廊下で石田三成の野郎に｢走るな馬鹿奴隷！！｣と追いかけられ鬼ごっこがスタート。そして逃げ込んだ部屋にいた官兵衛に激叱られた。

※側室…本当の妻(正室)ではなく、子供を産むためだけに存在するような妻。普通は正室含めて妻は五人程度。秀吉は子宝に恵まれず、十六人も側室がいたが子供は二人しか出来なかった。
※石田三成…秀吉の家来。関ヶ原の戦いで有名。
※官兵衛…黒田官兵衛のこと。秀吉に軍師として仕えている。備中高松城水攻めで有名。

江戸時代より天草四郎

【私キリシタンだよって言ってみた】

天草四郎

｢えっ！？Aさん、それ本当！？｣
嬉しそうに顔を綻ばせてキリスト様の良いところを語ってくる。あとキリシタンの迫害についての意見を求められる。ごめんね私本当はキリシタンじゃないんだ、騙してごめん企画なんだ！！

※キリシタン…当時、キリスト教信者のことを軽蔑でそう呼んだ。江戸時代、四郎の生きる頃キリスト教は禁止されていたのでキリシタンはきつく取り締まられた。見つかれば火あぶりの刑などにかせられることもあった。