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｢……すまなかった。では自分で確認してくれ｣
『何処をどう確認せよと？』
｢胸元だ。痣がないか？｣
胸元に、……痣？ぇー、そんなのあるわけ
『あったわ』
｢どんな形だ？｣
かたちぃ？？形、えーっと……
『もみじみたい』
｢なら竜田姫様だな。彼女は少々遊び好きなところがあるから、契りを比較的よく結んで来るものだ……｣
竜田姫……身に覚えがありすぎる。縄文時代に確か｢秋の実り祭｣で竜田姫に願い事の儀式をして。多分そのときに契り？を結ばされたのか。
『なるほど……。にしても、厨二病しょう……ハク様はよく知ってるのね。』
｢まあ、長年ここに勤めているからな｣
へー。……というか、
『なんで神の気配とか分かるの？私に入ってきた〜とか訳分からんこと言うし』
｢あぁ、私も神だったからな。名は忘れてしまったが｣
『頭大丈夫？』
私も神だったぁ？うぬぼれにも程があるでしょ。
｢それはだな＿＿＿｣
｢ハク様ー！すみません！此方の……｣
｢なんだ、今行くから待ってろ！！｣
『突然のモブにより会話途切れたわ』
……だいたいさ、こういういいところ？で話切れるよね。物語の鉄板。
｢すまない、今日はここまでだ。また話させてくれ｣
『あいあいさー』
何話そうとしてたかは分からんが、まあええでしょう。いつか呼ばれるの待っとこ〜。
▽
『ハク様おはです』
｢おいうらら！！｣
しまった。タメってしまった。まぁでも昨日二人で話してた時オッケーだったから大丈夫に決まっ
｢そのだらしない口調はなんだ？今すぐ正せ｣
はいだめでしたー知ってるー(知らなかった)。
｢おい人間、ハク様にそんな口をきくでない！！｣
『カエルなんかに言われたくないわ』
｢なっ、カエル……！？お、お前、覚悟しとけ！｣
何の話だか……。
＿＿このとき、私はナメていた。数分後、私は先輩たちに人通りの少ないところに連れていかれ、説教された。ついでに仕事押し付けられた。なんで。
この時ばかりはリンにも
｢お前が悪い｣
千にも
｢次からは気をつけよう｣
怒られた。
……今更だけど
『湯屋、舐めてたなぁ』
敬語、上下関係、仕事の厳しさ。どれも当たり前だけど、難しい。信長とか、大分ゆるーくしてくれてたんだな。
『……がんばろ』
どれくま×千と千尋の神隠し season1 ＿End＿
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作者名：ふわふわありす | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/inotaku093312/
作成日時：2021年1月9日 0時
