100 ページ14
昼食を済ませいよいよ澪ちゃんによる小学校紹介だ。
今回澪ちゃんが割り振られていたクラスは6年1組。
そこには午前中の澪ちゃんが当番の時間帯に行って体験させてもらった。
この学校に来たことはあまりない。
零兄は入学式と運動会、私は運動会くらいしか来たことがないため中に入るのは初めてだった。
各階それぞれが雰囲気が違う飾りつけになっていて4年生の階は風船とかがあってカラフルでポップな飾りつけ。5年生の階は緑が多めの静かな感じの飾りつけ(葉っぱとか花もあった)。6年生の階はブルーメインで水族館のような(魚やイカとかの絵もあったし)イメージの飾りつけだった。
なんか4年と5,6年で飾りつけのテイスト違くない?(ギャップがあって面白いけど)
私が小学校で気になったのは5年3組の「見破りの館」。キャッチコピーには「あなたは見破れますか、この魔法のタネを」と書いてあった。
漢字じゃなくわざわざカタカナでタネって書いてあるあたりマジックなんだろうけどマジックって見破らないからいいんじゃないの?
見破るのはタブーだと思うけど。
マジックは見破るもんじゃなくて不思議なことを楽しむものでしょ。
風磨は4年2組のジャパニーズフェスティバルが気になるみたい。直訳で日本のお祭りだから夏祭りとかの屋台があるのかな?(射的とかスーパーボールすくいとかの)
零兄はあまり他のものには興味がないようでずっと澪ちゃんの話を聞いていた。
一通り案内してもらったけどまだ時間が1時間くらい余ってる。
A「まだ時間余ってるけどどうする?」
私がそう声をかけるとなぜか美心が目を輝かせて
美心「おまつり!いきたい」
おまつり、お祭り?それって6−2のジャパニーズフェスティバルのこと?
確かに説明欄には提灯の絵があったけど美心って夏祭りとか経験あったっけ?
毎年公園で自治会主催の小さいお祭りはやってるけど私の仕事が終わるころには終わっちゃってるから美心は行ったことないはずだけど。
風磨はじゃあ行く?なんて笑顔で美心に言ってるけど(やりたそうだったもんね)たぶん美心どういうものかわかってないと思うよ。
100話記念の番外編は夜上げます。
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:2806 | 作成日時:2022年4月6日 10時