『誰にも邪魔させない、これは私の物語！』番外編集！ (ページ3)

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50話記念の番外編！　告白後・風磨side ページ3

A27歳、菊池風磨26歳、中島健人27歳

まさか俺を選んでくれるなんて思わなかった。

いくら樹を前に振ってるとはいえ告られてるわけだし少しは意識してると思ってたけど。

まぁいいか。俺を選んでくれたことには変わりないし。

でも、そのあと何事もなかったかのように「またね」って。

あ、中島に報告しねーと。今回いろいろ相談に乗ってもらってたし蘭さんにもお礼を言わないといけないから。

～

2か月くらい前に知らない男と歩いてるAを見かけた。

Aの彼氏見たことあるけどそいつは全然違う人で眼鏡かけてる堅物そうなやつだった。

彼氏と別れてすぐに付き合えるもんか？

Aはそんな軽い奴じゃないと思う。もっと慎重に人を選ぶし恋愛になればなおさら。

と、なると前から知ってる人？その人がAを助けた？

！俺、今あの男にすげぇ嫉妬してる。

この思いは自覚した時に封印したAへの思い。

自覚した時にはすでにAがジャニーズをやめた後で彼氏がいたし、Aは俺のこと兄みたいにしか思ってないから脈なしだってわかってたから思いが膨らむ前に封印した。

～中島家～

風磨「なーかーじーまー。俺どうしたらいい？AからOKもらえたはずなのにあいつそのまま何事もなかったかのように『またね』って」

安心できる人が近くにいて気が抜けたのか全てを中島に話していた。

健人「仕事が忙しいんじゃない？仕事復帰前は蘭に相談するためによく家に来てたけど復帰してからは全然来なくなったし。たまに電話はしてるけど」

ﾋﾟﾛﾘﾝ

メール？Aから！

Dear 風磨

さっきはごめんね。仕事長くは抜けられないから早く戻らなくちゃいけなくて。

私たちデートっぽいこととかはお互いできないけどさ夜たまにうちにおいでよ。そうすれば一緒にご飯食べるくらいはできるでしょ？

だからいつ家来れるか教えて？好きなもの作るから！

From A

ヤバイ。あのそっけない態度の後にこれって。

すげぇギャップ。たまんねぇわ。