第１３７話 ページ40
A「お願い・・・二人とも無事でいて・・・！」
私は全速力で礼拝堂に行くとベレト先生とジェラルトさんの姿があった
A「よかったぁ・・・無事で・・・！」
ベレト「A？そんなに息を切らせてどうしたの？」
A「ベレト先生・・・今すぐジェラルトさんと一緒にここから・・・あれは・・・」
ジェラルトさんの方を見ると黒鷲の学級の生徒であるモニカの姿があった
まさか・・・！！
ジェラルト「・・・さっさと戻んな」
モニカ「はーい」
と立ち去ろうするモニカだがジェラルトの後ろに回った時、彼女が隠し持っていたであろうナイフを手に取るのが見えた
ベレト「はあっ！！」
A「させない！！」
私は腰に下げていた剣を手にモニカの方へ走る
ベレト先生も天帝の剣を手に取り、剣先をモニカへ向け剣を伸ばす
私の振り上げた剣と先生の剣がモニカに当たろうとした時・・・
ガキンッ！！
モニカとソロンの仲間であるタレスが邪魔をし、剣を弾いた
そしてジェラルトさんはモニカに刺されて地面に倒れた
モニカ「あ・・・何でここに！？」
タレス「・・・お前には、果たしてもらわねばならぬ役目があるのでな」
そう言ってタレスはモニカを連れて転移魔法で去っていった
私と先生は急いでジェラルトさんの元に向かう
ベレト「A、今すぐ回復を！」
A「はい！」
私はリカバーをかけるがジェラルトさんの傷は一向に塞がらない
ベレト「そんな・・・」
A「どうして・・・どうして傷が塞がらないの・・・！！」
ジェラルト「すまんなベレト・・・これ以上一緒にいてやれそうにない」
ベレト先生の目から涙がこぼれ落ちていく
ジェラルト「初めて見るお前の涙が、俺への手向けとは・・・」
ジェラルト「嬉しいやら、悲しいやら・・・」
ジェラルト「・・・ありがと・・・な」
最後にそう言ってジェラルトさんは息を引き取った
ベレト「・・・っ」
ベレト先生の目から更に涙が溢れ出る
そして空もまるで彼の死を悲しんでいるかのような大雨が降った
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ゆーづき(プロフ) - めっちゃ好きです！更新待ってます(*^^*) (2020年3月1日 7時) (
レス) id: 649a099f74 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - 楓さん» 指摘していただきありがとうございます！修正しました！ (2020年1月29日 23時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - ブレーダットではなくブレーダッドです。いきなり誤字を指摘してすみません。不愉快でしたら消していただいて結構ですので^ ^ (2020年1月29日 22時) (レス) id: 0a60ef0381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2020年1月18日 12時
