第１３３話 ページ36
A「そう言うお義兄様はこの噂や女神様のことをどう思っているんですか？」
ディミトリ「そうだな、伝説は伝説だ。本気で願いが叶うと思っている者なんて、ほんの一握りだろう」
ディミトリ「・・・女神は、天上から俺達を見守るだけだ」
ディミトリ「お前の言う通りどれほど人が助けを乞うても、手を差し伸べるようなことはしないし・・・」
ディミトリ「仮に女神が手を差し伸べてくれたとしても、人は、その手を握り返す術を持たない」
ディミトリ「・・・俺は、そういうものだと思っている」
ディミトリ「だがまあ、伝説を伝説と割り切って願いをかけるなら、損はないと思う」
ディミトリ「折角の機会だ。何か願い事でもしてみたらどうだ」
A「そうですね、なら・・・フォドラの皆が笑顔で暮らせるようになればいいかな。お義兄様は？」
ディミトリ「・・・俺の、願い事か」
ディミトリ「誰も、理不尽に奪われることのない世界であるように・・・とか、かな」
A「優しいお義兄様らしいお願いですね」
ディミトリ「ありがとう・・・それともこういう時には・・・」
ディミトリ「お前とずっと一緒にいられるようにだとか、そういうことを願うべきだったのか？」
A「え・・・」
ディミトリの言葉にAは目をぱちくりさせるが少ししてクスッと笑った
A「お義兄様ったら冗談が上手ですね」
A「私だからいいですけど今度そういうことを言う時はお義兄様にとって本当に大切な人に言ってあげてくださいね」
ディミトリ「・・・ああ」
A「そろそろ私達も戻りましょう？いつまでもお義兄様を独占するわけにはいきませんから」
Aはディミトリと共に皆の元に戻った
その後も舞踏会は夜遅くまで続いた
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ゆーづき(プロフ) - めっちゃ好きです！更新待ってます(*^^*) (2020年3月1日 7時) (
レス) id: 649a099f74 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - 楓さん» 指摘していただきありがとうございます！修正しました！ (2020年1月29日 23時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - ブレーダットではなくブレーダッドです。いきなり誤字を指摘してすみません。不愉快でしたら消していただいて結構ですので^ ^ (2020年1月29日 22時) (レス) id: 0a60ef0381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2020年1月18日 12時
