第９８話 ページ1
その後、大修道院に戻ると予定通り食堂で祝勝会が行われた
夜にはAの体調も良くなり無事に祝勝会に参加することが出来た
食堂ではまだ宴が続いているがAはテラスにいた
ディミトリ「ここにいたのか、A」
A「あ！おにいしゃま〜！(ギュッー！」
テラスにやって来たディミトリが声をかけるとAは振り返りディミトリに抱きついた
ディミトリ「・・・A」
A「あい？」
ディミトリに呼ばれ顔を上げるAは頬が赤く目がとろんとしていた
ディミトリ「お前、酒でも飲んだのか？ろれつ回ってないぞ・・・」
A「クロードしゃんに無理矢理のましゃれた〜」
ディミトリ「はぁ・・・クロードの奴・・・」
A「ねぇ、お義兄様・・・」
先ほどのとろんとした目から真剣な表情のA
A「私、幸せです・・・。お姉様と一緒に士官学校に入った日にお義兄様と再会して、勉強して食事して一緒に笑って・・・」
ディミトリ「ああ、俺もだ。あの時のようにこうして一緒に過ごせるなんて思ってなかった」
A「私、最初お義兄様を見かけた時、話しかけようか迷いました。私だと気付いてくれるか怖くて・・・」
A「お義兄様の知っているA=フォン=フレスベルグは死んじゃったから・・・」
そう言うAの目からは涙が出ていた
ディミトリ「どういう意味だ？」
A「私、皆とは違うの・・・。きっとその事を知ったら皆は私のこと嫌いになる・・・だから・・・」
ディミトリはその先のAの言葉を待ったがずっと沈黙が続く
ディミトリ「・・・A？」
ディミトリは呼び掛けるがAからの返事がない代わりに規則正しい寝息が聞こえてきた
Aはディミトリに体を預けるような体勢で眠っていた
ディミトリ「仕方ない。部屋まで運ぶか」
ディミトリは眠ってしまったAを抱き抱え、彼女の部屋まで運んだ
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ゆーづき(プロフ) - めっちゃ好きです！更新待ってます(*^^*) (2020年3月1日 7時) (
レス) id: 649a099f74 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - 楓さん» 指摘していただきありがとうございます！修正しました！ (2020年1月29日 23時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - ブレーダットではなくブレーダッドです。いきなり誤字を指摘してすみません。不愉快でしたら消していただいて結構ですので^ ^ (2020年1月29日 22時) (レス) id: 0a60ef0381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2020年1月18日 12時
