第１０５話 ページ9
〜バスの中〜
(人２)「はぁ・・・さっきは危なかったな」
A「うん、痛い記憶がないまま離脱じゃ・・・ね？私が離脱する時はめいいっぱい痛みつけられた時だよ」
(人２)「お前なぁ・・・」
A「ドーピングで離脱とか何か実感がわかないよ。痛みつけられないとさ、なんか・・・あ、ヤバいことになってるーって感じがしないんだ」
(人２)「いや、それは絶対無い。そんな事されたらお前絶対喜ぶだろ」
A「あはは！それもそうだね！」
(人２)「それに俺がお前がそんな風にされように守るし」
そういう兄さんの顔は真剣だった
A「大丈夫だよ。さすがの私でも一生サーカスが出来なくなったり死んだりするのは嫌だなって思うからそういう意味では心配しなくてもいいよ」
(人２)「ああ・・・」
A「やっぱり兄さんは優しいね。私と血が繋がっていない事を知ってもこうして私の事を本当の妹として接してくれる」
そう、私は兄さん達三人とは血の繋がりがない
兄さん達の父さんが母さんと再婚した時に連れてきた赤ん坊が私
父さんは自分の子供ではないと知っていながら愛する人の子供なら・・・と私を実の子として育てたみたい
その二人には結局捨てられたんだけどね
でも今は兄さん達とサーカスの子供達という大切な家族がいるから別にあの大人達の事なんてどうでもいいよ
A「ありがとうね兄さん。私、兄さんの事好きだよ」
(人２)(好き、か・・・Aの好きは家族としてサーカスの仲間としての好きなんだろうけど俺のAに対しての好きは・・・)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベルナデッタ(プロフ) - 御霊tさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！これからも楽しく読んで頂けるように頑張ります！ (2019年9月28日 20時) (
レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - 続編おめでとうございます。前作で次男くんが代表入りしてさらに話が面白く感じます。毎日楽しく読ませていただいています。これからも更新頑張ってください (2019年9月28日 6時) (レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2019年9月28日 3時
