046 ページ1
.
待ち合わせの5分前、
家の最寄り駅に着くと
改札前の柱に寄りかかってる顕嵐が見えた。
こっちに気付くとパッと顔が明るくなって、
思わず私まで笑顔になる
『来るの早いね?笑』
「だって今日めっちゃ楽しみだったから!」
私がからかう様に声をかけると、
くしゃっと笑いながらそう言った。
付き合ってたときはよく寝坊してたのに、
今日の顕嵐はまるで遠足に行く小学生みたい笑
「何笑ってんの?ほら行くよ」
『わっ…』
知らないうちに口角が上がっていた私を怪訝そうに見た顕嵐が、無防備だった私の手を取って歩き出す
少し強めに引っ張られた私の体は簡単に彼の隣へ移動した。
「相変わらず冷え性だね」
『…まぁね』
ひと回り大きい顕嵐の手が私の手を包むように握る。
握った私の手をさするように親指が左右に動くのは、昔と変わらなかった。
.
1505人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら - 続きが気になります。更新プログラム待っています。頑張ってください。 (2018年8月11日 21時) (レス) id: 0ab5784288 (このIDを非表示/違反報告)
shiori - 続きが気になる、、もう更新ないのかな(/ _ ; )待ってます。 (2017年12月2日 10時) (レス) id: 5e3e58aa2a (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 更新待ってます!待ってます!本当に! (2017年3月7日 23時) (レス) id: 30c8826ed2 (このIDを非表示/違反報告)
しーり(プロフ) - 更新待ってます! (2017年1月21日 16時) (レス) id: a86e6796d0 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 久しぶりに読み返しました、やっぱり面白いな、と、、、。更新待っています (2016年12月25日 22時) (レス) id: d02e576091 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハル | 作成日時:2016年4月30日 21時