私の執事 F.K

私の先生２ ページ6

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『健人くーん、もう勉強飽きたよ〜…』

健「ダーメ。もう少しじゃん、頑張ろう？」





健人くんはこう見えても結構スパルタ。


ちなみに今は英語のお勉強中で、
健人くんは発音に人一倍うるさい。





『ねぇ〜これ頑張ったらどっか連れてって？』


健「いいけど、風磨に許可もらえたらね？」


『…もう絶対無理じゃ〜ん』








私の身分上、仕方のないことだけど

私は外に出るのも誰かに会うのも

すべては風磨の監視の元にある。




だからお出掛けするときは

あいつの許可を取らないといけない。



これが何よりも一番苦労するんだよ。








健「そんな顔しないでよ笑」




可愛い顔が台無しだよ？って
私の頬に手を当てて言う。



くそぅ…格好良い…格好良いよ健人くん


だがしかし私はその甘い言葉に屈しない！！






『だぁってさぁ〜もう１ヶ月は外出てない』

健「まぁ気持ちは分かるけどさ」








外に出れば身代金目当ての誘拐やら
ライバル企業からのヤラセやら
危険があるのは重々承知。


でもそれにしたって
毎日毎日このお屋敷の中での生活は
頭がおかしくなりそうだよ。








健「仕方ないなぁ、後で俺からも
風磨に頼んでみるからさ。元気出して？」


『ほんと！？約束ね！！』







うぉぉおお！！
健人くんとお出掛けなんていつ振り！！







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