私の執事 F.K

私の執事のカノジョ４ ページ28

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風磨の彼女ってどんな人なんだろ


私の率直なギモン







恋愛とかそういう話したことないから

あいつの好みとかタイプは全然知らないわけで









『ねー』


風「分かってるって、ラベンダーだろ？」





ベッドサイドに置いてある
アロマディヒューザーに
アロマオイルを垂らしてる風磨


うん、ラベンダーだけど


本題はそこじゃないんだよ






『…ねー』


風「なに？子守歌？」


『は、いらないし』





あ〜〜もう焦れったいな！

ええい直球勝負じゃぁぁああ！







『風磨、話ある！座って！』

風「はなし？」





ベッドに横になってた体を起こすと、

風磨がベッド脇に腰掛けて私と視線を合わせる。





風「どうした？」

『あのさ…「ニャ〜」…うん、ニャ〜』





……ん？







『ニャァ？』





ベッドの下から鳴き声が聞こえて、
身を乗り出して声の主を探す







風「わ、お前着いて来ちまったのかよ笑」





風磨の足元にピタッとくっついていたのは
まだ小さくて幼い白猫。


風磨に抱き上げられて
嬉しそうに”ミャォ”って鳴いてる







『…どしたのその猫？』

風「こいつこの前中庭で怪我しててさー」





どうやら親猫とはぐれてしまったらしくて、

足を怪我した状態で噴水の近くに丸まっていたらしい







風「もう怪我も治って元気になったのに
懐かれちまったみたいでさ〜笑」


『風磨 顔がデレデレ……はっ！』







こ、この人のカノジョって…！！！







風「こいつマジで可愛くない？
俺がオス猫だったらイチコロだわ〜笑」


『そですか…』


風「お前テンション低くね？ってか話ってなに？」


『…何でもない』


風「え、なんで不機嫌なわけ？」


『もう寝るオヤスミ』











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健「Aちゃんもしかして
その子猫に嫉妬しちゃった？」

『……』

健「図星！？可愛い〜！笑」

勝「Aちゃん契約の話は…」

健「え！？まだ言ってんの！？」





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