私の執事 F.K

私の勤労感謝４ ページ23

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風「…これカレーだよな？」

『カレーだし！！』





味見してないけどパッと見はカレー





風「え、ジャガイモいないんだけど」

『いるよホラこれ』

風「ジャガイモと玉ねぎのサイズ逆じゃね？」

『見た目より中身で勝負だから』

風「あ、そう。へぇ」







しばらくお皿に盛られたカレーを眺めたあと

「頂きます」と言って一口食べた風磨。








『……ど、どうなの？』

風「ん、見た目程悪くない」

『ほんと！？』

風「うん」





よ、良かったあ〜…








風「でも何で急にこんなことする訳？
今日なんか特別な日だっけ？」

『わっ、わわわ考えなくていいから！！』





いつものお礼にカレー作ったなんて
よくよく考えてみれば小学生みたいで普通に恥ずい！


そんなのバレたら風磨に何て馬鹿にされるか…！







風「まぁいっか」

『そうそう黙って食べてればいーのっ』

風「はいはい」











…あれ？

今一瞬だけど風磨が笑ったような…



一応喜んでくれてるのかな？











風「………ん！？
なんかグニャっとしたもん入ってんだけど！？」

『あっ、それ風磨が好きなグミ！
どうどう？うれしい？』

風「んなわけねぇだろ！」

『は！？人が親切で入れてあげたのに！』

風「お前それ自分で食ってから言えよ！」

『……うわっゲロ不味！！』






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