来世廻廻話 (ページ3)

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NOSide

『よし。倒した。てか、吸い込まれるぅぅぅぅぅ』

見事、怪物を倒した主人公だったが、怪物の最後の攻撃を、躱せず、ポータルに吸い込まれてしまった。

そして、ポータルの、行き着いた先は、なんと、

会議室の様な所であった。

主人公は、突然知らない場所に来たことに驚き、会議室に居た人々は、いきなり、知らない人が、自分達の所に来たことに驚いている、第三者から見れば、とてもカオスな、状況であった。

そんな中、最初に、口を開いた、人物は、
「誰だお前」
会議室の大きな机の言わば特等席の様な所に座っていた、何かオーラを感じるサングラスをかけた人物であった。

主人公Side

「誰だお前」
よく分からんが、サングラスの人に、そう聞かれた。
これは、本名を言ったほうが、良いのか？
だが、昔知らない人には名前を言うなと、言われたのを思い出したので、とりま

『そっちが、最初に名乗ってくださいよ』
と、言っておいた。
そしたら、何か驚かれていた。何故。

「俺の事知らないのか」
結構有名だと、思ったんだけどな。
と、言われた。でも、たまに見てたYouTuberの、KUNさんには、似てると思った。

よし、これは一か八かで、

『KUNさんですか？』
言ってみた。

「そうだぞ」
本物か。

てかあれ、ここって、来世じゃ無かったっけ？
なんで来世に、前世の人が、居るんだ。でも、ふつーだな。
来世だし、前世とは別の世界線の可能性もあるな…

ま、いっか

「所で、お前、何者だ？観光客か？」
『いえ、別に観光してませんけど…』

そうこたえたら、何処かで、ブブッっと笑う声が聞こえた。
あ、そういえば、何処かで観光客は、スパイかなんかの隠語と聞いたことがあった。
気がする。
どちらにしても違うが。

「www…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝホントか？」
『まじっす』

「…そうか」

信じてくれるか…
なんか、コソコソ話してるぞ。

「なんで、いきなりここに来た」

『怪物に飛ばされました』
「…その怪物は」

『倒しました』

などと、会話してると首に違和感が、ﾁﾗｯっと見てみると、剣じゃねーかよ。
え、まじで。また来世逝き？

『なんすか』

「…別に。嘘を言ったら、すぐに切るから」
こわ。嘘なんか言っとらんよ。

『ｽｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩﾊｲ』

「容赦ねーな。じゃ、出身地は？」
あれ、あそこなんて言うんだ?名前しらねー。

『知らないっす。なんか滅ぼされた所ですね』

「は？」
痛い。痛い。首に食い込んどる。