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百五十二話 ページ6

「1人でどっかいかれるよりマシだ。明日はようやく六人集まれんだろ?またオマエが死にかけるのは笑えねえぜ」


「またって…否定はできないのが悔しいよ」


「そーそー。俺たちのいないとこでムチャしなさんなよ、頼むから」


のしっと肩に腕が置かれ、聞き慣れた萩の声。今日のパレードの交通整理に駆り出されたというのは聞いていたから、特に驚きもない。


「萩まで…死ぬつもりは無いから大丈夫だよ。その場その場で1番大事なことくらい分かってるつもりだ」


重いから離れろ、と腕を退かす。萩はケラケラと笑いながらスっと腕を離した。そうだといいけど、なんて眉を下げて笑う。時折するその辛気臭い顔、止めてくれって言ったのになあ。


「さ、萩も戻れよ。こういう事件は刑事に任せな」


「わーかってるよ。明日のためにも、ひと仕事終わらすとしますか」


「またな〜、萩」


背を向けた萩に手を振り、高木くんたちと合流。爆発の犯人が萩や松田を危険な目に遭わせかけたやつかもしれないのだから、これを逃がす手はない。というかどの道爆弾犯なんて捕まえるしかない。


「…でも、松田。高木くんが巻き込まれかけたソレはあの時の爆弾と同じなのかな?遠隔操作でドカン、なんて…解体させる気は無かったのなら勝負にもならない」


「ああ…俺たちを目の敵にしてんなら、もっと慌てふためかせたりするはずだ。それにお決まりの気取った暗号文がねえ…」


「まあ、悩んでる暇はないみたいだけど。ほら、コナンくん達が動いたよ」


目線を向けて松田に教えると、あのガキども!と怒って行ってしまう松田。ま、被害を抑えるために工藤くんの知恵を借りるのも悪くないが。


コナンくんを首根っこを掴む松田を宥めるために、私は足を動かした。



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設定タグ:名探偵コナン , 萩原研二 , 警察学校組   
作品ジャンル:アニメ
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いちごみるく(プロフ) - 大好きな作品なので、見れなくなっちゃうのは寂しいですが、、、新しい作品も楽しみにしています!これからも、無理なさらず頑張ってください! (2022年9月1日 12時) (レス) id: 41435c76e9 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。最近シリーズ1から読み直してたので読めなくなるのは少し残念です、、が作者さんのこと応援してます!!頑張ってください!! (2022年8月25日 9時) (レス) @page9 id: eeb1c37571 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無し | 作成日時:2022年7月9日 22時

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