【警察学校組】同期としてみた、されてみた。2【名探偵コナン】

遺書見られてみた ページ30

･降谷零

｢……それなら、僕も書こうかな｣


彼女が思い詰めて遺書を書いてるのを見てこの反応。仕事柄いつ死ぬか分からないので、万一の時のために手紙を遺すのはアリだとか言って勝手に隣に座る。そんなのやだ、と彼女が言うと｢僕だって嫌だ｣と短く、でもはっきり言われる。よく見ればペンを握る彼の手はどことなく震えていて、紙もくしゃりとシワが出来てる。彼女が反省したら思い詰めた原因を探る。



･松田陣平

｢ふざけんな、怒るぞ｣


書き終えてそっとペンを置くと、タイミング悪く帰って来た彼に見られ封筒ごとぐしゃりと握りつぶされる。言葉の割には語気がいつもより弱くて動揺してるのがわかる。内容に目を通して一つ一つ丁寧に慰めたりしてくれる。｢負担になっちゃって｣、んな事思ったことは1度もねえ。｢大好きでした｣、勝手に終わらすな。クソダセーことする前に俺を頼れよ馬鹿野郎。



･諸伏景光

｢ここに書いたこと、オレに直接言って、今。何も言わずに死ぬなんて許さないから｣


悩んでいたことを全て書き留めて、もう耐えられないからと言って締めた手紙を自分が死ぬ前に彼に見られてすぐに追いつかれる。腕を離してもらえないまま真剣な顔で見つめられ、ボロボロと泣きながら弱音を吐く彼女。それを優しく抱きしめて｢帰ろう｣って微笑んでくれる諸伏景光。手紙は帰ってすぐに彼が破いて捨てた。わりと地雷。



･萩原研二

｢死ぬなんて絶対許さねえよ。生きるの諦める必要なんて、全然ねえって｣


ニカッとあくまで普段の笑顔でハッキリそう言って、大きい手で頭を撫でてくれる。｢遺書｣と書かれた封筒を見てすぐに没収してまずは話を聞きつつ寝かしつけ。彼女が疲れて眠ったら｢吐き出してくれた以上、後悔させやしねえよ｣って頬を撫でて原因対処に赴く。底抜けに明るい彼の笑顔と対処の迅速さのおかげで次に彼女が起きるまでに大体のことが終わっていそう。



〜 かなぎん 様リクエスト〜


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