▽7-1(まふまふ×幼馴染み) ページ14
今年も例年通りバレンタインをまふに渡した。
きっと、今年も例年通り私にはホワイトデーに手作りのクッキーがまふから送られるのだろう。
そう思うと、思わずため息が出てきた。
私とまふは親が仲が良いということで小さい頃からよく遊んでいた。
そして腐れ縁なのかなんなのか。クラスは離れる時もあったけれど、小中高同じ学校に通っている。
仲の良さは高校生になった今でも変わることなく、あともう少しで高校2年生になるという今でも時間が合えば一緒に帰ったりお互いの家で遊んだり晩ご飯を食べたり…と。
小さい頃からまふにはバレンタインデーにチョコを渡したし、当たり前のようにまふからホワイトデーにクッキーをもらっていた。
でも、そんな関係じゃ物足りなくなってしまったのは。もっと上の関係になりたいと思ってしまったのはいつからなんだろう。
はぁ、と本日2回目のため息をつくと 呆れたような笑い声が隣から聞こえてきた。
「……なに笑ってんの、センラ」
「恋する乙女みたいで面白かったから？」
「なるほど意味分からん。くたばれ」
全く、私が本気で悩んでいるのにこの男は一体なんだ。
センラとは高校に入ってからの仲だが、隣の席になる回数が異常に多く 必然的によく話すようになっていて、まふと私が幼馴染みだってことも、私がまふのことが好きだってことも知っている。
「また、あの幼馴染みのイケメン君関係？」
「その呼び方やめようよ…まぁ、そうなんだけどさ」
まふとセンラも高校に入って知り合ったもののクラスが違うし話す機会が無いという事でほぼ赤の他人状態。
センラから見たまふのイメージが、私の幼馴染みとイケメンってことらしくこの呼び名になっているらしい。まぁ、間違ってはいないけれど。
まふはイケメンだ。それはずっと隣にいた私にとっても、他の女子から見てもそうらしく中には学校1のイケメンと言っている人もいるらしい。……私もそう思っているのだが。
まぁそんな感じで1学年からも学校全体からも人目置かれている彼を好きな人は私以外にもいるのは当たり前で。
つまり、ライバルはたくさんいるというわけで。
「あいつ…好きな人いるのかなぁ」
「え、それすら知らんの？幼馴染みなのに？」
「……ただ単に私が聞くのが怖くて聞けてないだけ」
「ふぅん」
Aってもっとガツガツいく系かと思ってたわー と笑うセンラに苦笑いで返した。
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菊香(プロフ) - 猫わかめさん» うふふ切ないの書くの好きなんですよね…(苦笑)あのセンラさんの立場大好きですwありがとうございます^^* (2018年3月19日 6時) (
レス) id: 9d5bd3b9e7 (このIDを非表示/違反報告)
猫わかめ - え、最後のまふ君のやつセンラさん夢主ちゃんの事……これからも頑張ってください(ﾟ∀ﾟ) (2018年3月19日 0時) (レス) id: d5ef40128c (このIDを非表示/違反報告)
菊香(プロフ) - りんさん» 切ないお話もあったのでそう言って頂けて嬉しいです(*´ω`*)ありがとうございます^^* (2018年3月18日 17時) (レス) id: 9d5bd3b9e7 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - せつなかった (2018年3月17日 19時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
菊香(プロフ) - りんさん» ありがとうございます^^* 更新頑張りますね！ (2018年3月15日 7時) (レス) id: 9d5bd3b9e7 (このIDを非表示/違反報告)
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