転生した 苺の王子は 鬼殺隊 5

弐佰 玖 話【柱合裁判 編】 ページ21

ジェルside




「ジェルくん…起きて」

「柱の前ですよ」




なーくん と るぅちゃん の声を聞き、重たいまぶたをゆっくりと開けた




ジェル「ん……!!」




え！？何この状況…！？
柱に囲まれてるんやけど！？

腕しばられてて動けへんし…




ジェル「ここは…？」




辺りを見渡せば、ここは産屋敷の庭…

久しぶりに見た気がするな
ここで、るぅちゃんと鬼殺隊に入ったんよね…

…て！しみじみ懐かしんでる場合じゃない！！




ジェル「いつの間に寝てたんや、俺…」

ななもり「分からない…俺達もさっき起きたばっかりで…」




なーくん達も気絶させられてたんや…




しのぶ「あなた方は今から裁判を受けるのですよ」




蟲柱さん…
裁判？

あ、禰豆子ちゃんの裁判か！アニメで見た




ジェル「…あれ？」




ここにいるのって、なーくん、るぅとくん、炭治郎……俺も合わせて4人だけ？

善逸と伊之助は、関わってないから呼ばれてないとして…
禰豆子ちゃん と ころちゃん は居ないとおかしい




ジェル「なーくん、ころんは？」

ななもり「…多分、別のところだと思う」




え！？




るぅと「禰豆子ちゃんもいませんし…たぶん」

ジェル「そんな…」





煉獄「君たちは、この裁判で無害を主張しなければならない！出来なければ、鬼もろとも斬首する！」




炎柱さん…
明るくて優しそうだけど、言ってることが怖いな…




宇隨「ならば俺が派手に首を斬ってやろう。もう派手派手だ」




天兄は…相変わらずやね




悲鳴嶼「あぁ…なんという因果だ。このような子供がまた同じ道を通ることになるとは…可哀想に」




……あれ？
そういえば…柱たちのセリフ、アニメとは違う気が…




伊黒「そんなことより、冨岡はどうするのかね」




木の上から声が……あ、蛇柱さんや！
相変わらずネチネチしてるな




伊黒「拘束もしてない様に俺は頭痛がしてくるんだが。胡蝶めの話によると、隊律違反だそうだな。裁判の結果によっては処分もとらねばなるまい？
どう処分する。どう責任を取らせる。どんな目にあわせてやろうか」

冨岡「…」





え、水柱さん!?言われっぱなしやで!?
そんな離れたところに一人ぼっちでいいん!?





しのぶ「まぁいいじゃないですか。大人しくついて来てくれましたし。処罰は後で考えましょう。
それよりも私は、この4人の方から話を聞きたいですよ」




え!?俺ら!?




炭治郎「っ……ゲボ、ゲボ…ゲッホ」

ジェル「炭治郎!?」

弐佰 拾 話→←弐佰 捌 話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す