プチン… ページ8
「A。久しぶりだな…覚えているか？」
聞き覚えのある声に反応して声の方を向いたら、マレウスの後ろに人がいるのに気がついた。
A「えぇ。もちろんです。お久しぶりですね、シルバー」
シルバー「よかった。覚えてもらえていて。お茶がそろそろ来るところなんだ。クッキーが先に来ているからよかったら食べないか？」
シルバーに案内してもらったソファーに腰を下ろしみんなで会話しながらクッキーを食べていたら。
がたん！と大きな音を立ててドアが開いた。
「マレウス様！！紅茶を淹れて…なに！！？」
元気のいいその子は私を指さすなり急に大声を上げた。
「なぜマレウス様の部屋に見知らぬ人間が…！！？信じられん！！今すぐ出ていけ！！」
…本当に茨の谷の出身なのでしょうか…私の苦手なタイプの方みたいですね。
私が何も答えずにクッキーを食べようとしたら魔力の流れを感じた。とっさによけたら持っていたクッキーにかかってしまい、私の頬をかすめて壁に当たり、砕けた。
「俺の話を聞いてるのか！！？人間！！」
握られているペンと砕けたクッキー、頬に触ったときに気づいた赤色に染まった自分の手袋を見て何かがプチンと切れたような音が私の頭の中で聞こえた。
リリア「そう怒るなセベク。こやつは前に話したわしの親友の…」
A「いい度胸がおありのようですね…1年生、ですか…」
これはまずいという顔をしているシルバー。マレウスは面白そうに事の成り行きを見ている。
A「大声でとても元気のいい子だと見過ごして差し上げようかと思っていましたのに…私に魔法で傷をつけるなんて…」
私はペンを取り出し、無礼な彼の方に向ける。
A「覚悟は…おありですか？」
冷たい瞳からは魔力が流れているように見えた。
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天音(プロフ) - 個人的な欲ですが、私は夢主ちゃんが対外的には男子とされている女の子だと思って読ませて頂いてます。 (2020年10月29日 17時) (
レス) id: 2255e22e41 (このIDを非表示/違反報告)
SPICA(プロフ) - いえいえ！更新楽しみにしてます！ (2020年9月14日 17時) (レス) id: a37b93bc71 (このIDを非表示/違反報告)
Fの小説(プロフ) - SPICAさん» あぁぁぁぁ！！本当にやらかしてました！ご指摘、本当にありがとうございます！すみませんでした！！ (2020年9月14日 15時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
SPICA(プロフ) - 何回もすみません。気になってしまって…。作品はすごくおもしろいのでお気に入りに登録させてもらいます (2020年9月14日 15時) (レス) id: a37b93bc71 (このIDを非表示/違反報告)
SPICA(プロフ) - 「顔」のジェイドのセリフなんですがジェイドも〜ではなくフロイドも〜ではないでしょうか？ (2020年9月14日 15時) (レス) id: a37b93bc71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Fの小説 | 作成日時：2020年8月28日 23時
