決意と条件 ページ31
マレウス「…ほめてつかわすぞ、キングスカラー。お手柄だ」
レオナ「上からモノ言ってんなよドラコニア」
リリア「お主たち、今はそんな事をしている場合ではない…わしが行く」
全員が賛成しようとした時だ。
「オレ様に行かせてくれ!!頼むんだゾ!」
フロイド「あれ?アザラシちゃん、小エビちゃんのところにいなくていいのぉ?」
なんと、グリムが、あのグリムが、頼まれてもめんどくさそうにしているあのグリムが、自分が行くと言っているのだ。全員驚きのあまり、言葉を発せないでいた。
グリム「オレ様、子分の事も大事だし、Aの事も大切なんだぞ!だから…どっちも助けたいんだゾ…お願いなんだゾ!!!」
全員、グリムの熱意に驚き、納得し、リリアの返事を待った。
リリア「…3分じゃ。お主がAを連れて戻ってきても来なくても、3分でわしら全員で入る、それでも良いか?勇気ある者よ」
グリム「…わかったんだゾ…!」
グリムが扉の前に行くと、そうそうもう一つとリリアが声をかけた。
リリア「決してAには触れるな。そしてカベには極力触れぬようにな。
Aのユニーク魔法は触れたものと時間を永遠に閉じ込め、氷の塊にすることができるのじゃ」
グリム「Aの意思でコントロールできないのか?」
リリア「今のAはそんな事できないじゃろう…じゃが、A本人が魔法を発動させていなかったら一時的に凍るだけじゃ
だから高身長のお主は元に戻れたのじゃよ」
そう言ってリリアはグリムに向かってペンを振った。
リリア「一応、防御魔法はしておいたが…どこまで持つか分からん。わしが言ったことだけは忘れるなよ?」
グリム「もちろんなんだゾ…!任せてくれなんだゾ!」
リリアが魔法でドアを少し開けた。
グリムは今まで見せたことがないまじめな顔で、中に入っていった。
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天音(プロフ) - 個人的な欲ですが、私は夢主ちゃんが対外的には男子とされている女の子だと思って読ませて頂いてます。 (2020年10月29日 17時) (レス) id: 2255e22e41 (このIDを非表示/違反報告)
SPICA(プロフ) - いえいえ!更新楽しみにしてます! (2020年9月14日 17時) (レス) id: a37b93bc71 (このIDを非表示/違反報告)
Fの小説(プロフ) - SPICAさん» あぁぁぁぁ!!本当にやらかしてました!ご指摘、本当にありがとうございます!すみませんでした!! (2020年9月14日 15時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
SPICA(プロフ) - 何回もすみません。気になってしまって…。作品はすごくおもしろいのでお気に入りに登録させてもらいます (2020年9月14日 15時) (レス) id: a37b93bc71 (このIDを非表示/違反報告)
SPICA(プロフ) - 「顔」のジェイドのセリフなんですがジェイドも〜ではなくフロイドも〜ではないでしょうか? (2020年9月14日 15時) (レス) id: a37b93bc71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Fの小説 | 作成日時:2020年8月28日 23時