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星に願いを。(少し先の話) ページ19

ついに星送り当日になった。外はびっくりするくらい晴れてて、空気が澄んでいてたくさんの星が空には広がっていた。




A「……きれい…」




久しぶりに来たディアソムニア寮の談話室にあるバルコニーで外の景色を見ていると、誰かが近づいてくる足音がした。




「お主は何を願った?」

A「リリア…なんでしたっけ…忘れてしまいましたよ、そんなに大したことのないお願いだったので」

リリア「そうか…わしも忘れたのう…」




下を見ると、たくさんの人が集まっていて私たちの星が飾れた木の下でスターゲイザーになったイデア達が太鼓をたたいたり踊ったりしていた。




A「監督生さんから聞いたんですけど、彼の故郷では流れ星に3回同じことを願ったら叶うという伝説があるみたいですよ」

リリア「ほう…面白い話じゃな」




時々歓声が聞こえてくる。きっとイデアは顔を真っ赤にして太鼓をたたいてるんだろうなと考えていたらリリアが話しかけてきた。




リリア「お主も変わったのう…前よりも生き生きしていて」

A「そうですか?確かに最近毎日楽しいとは思いますよ?」


リリア「一番近くでお主を見てきている。親友じゃからな…そのくらいの変化だって簡単に気付ける」




やはり、私は線引きされているのだろうか。







「親友」







それは一番近くにいるよという肩書でもあり、それ以上はないという残酷な肩書でもある。





リリア「おや、あれは…Aを呼んでいるのではないか?」

A「あ、ジェイド…?」




下を見るとジェイドが下から私を見上げて手をブンブンと振っていた。




リリア「行ってきたらどうじゃ?わしはここで待っておるから」

A「えぇ…ありがとう、リリア」





空にきれいな流れ星が流れた。





リリア「こんなに早いのに3回も願うのはちと難しいのぉ」





『選ぶ相手を間違えてるぞ…』





リリア「そうじゃの…」







後悔なんて…








__________________________________


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天音(プロフ) - 個人的な欲ですが、私は夢主ちゃんが対外的には男子とされている女の子だと思って読ませて頂いてます。 (2020年10月29日 17時) (レス) id: 2255e22e41 (このIDを非表示/違反報告)
SPICA(プロフ) - いえいえ!更新楽しみにしてます! (2020年9月14日 17時) (レス) id: a37b93bc71 (このIDを非表示/違反報告)
Fの小説(プロフ) - SPICAさん» あぁぁぁぁ!!本当にやらかしてました!ご指摘、本当にありがとうございます!すみませんでした!! (2020年9月14日 15時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
SPICA(プロフ) - 何回もすみません。気になってしまって…。作品はすごくおもしろいのでお気に入りに登録させてもらいます (2020年9月14日 15時) (レス) id: a37b93bc71 (このIDを非表示/違反報告)
SPICA(プロフ) - 「顔」のジェイドのセリフなんですがジェイドも〜ではなくフロイドも〜ではないでしょうか? (2020年9月14日 15時) (レス) id: a37b93bc71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Fの小説 | 作成日時:2020年8月28日 23時

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