世界に選ばれたNo.1【大谷翔平】

飼い主と好きな人 ページ46

SIDE:デコピン


よっ、始めまして!!俺の名前はデコピン!知ってる人は多いと思うが大谷翔平(ご主人)の飼い犬だ!

今日から新しくご主人がAと呼ぶ人が来るらしい。ご主人はその人の話をする時いつも以上に優しい顔をしている。それにいつもより甘い匂いがするんだ!!笑



一平「おはよう翔平。デコピン相変わらず元気だね。おはよう」

カナ「おはようデコピンちゃん!翔平くん!」


ワンッワンッ!!


この2人はご主人の友達？ビジネスパートナー？の水原一平・カナ夫妻!2人共時々うちに来てご主人と小難しそうな話をしてる

その時、俺は基本外にいる。だっていても何の話かわからなぇからな!!笑




翔平「一平さんやっぱり俺も」


一平「翔平何度も話したし、Aさんからも聞いたでしょ？手術終わったばっかりで危ないしまだ移籍から時間も立ってない。

Aさんの身の安全を考えるなら待ってて」


翔平「わかってるけど…」



ご主人がここまで落ち込んでるのは初めて見る。余程Aとやらが好きなのだろうか？




カナ「あら、大丈夫よデコピンちゃん。翔平くんはAちゃんのことが好きすぎて暴走してるだけだから」


ワンッ



「そうなのか？大丈夫なのか？」の意味を込めてカナに吠えると優しく笑って頭をなでてくれた



カナ「もちろん大丈夫に決まってるわ。デコピンちゃん、翔平くんの面倒見ていてくれるかしら？」


ワンッ!!



不思議なやつだカナは。人は俺らの言葉がわからないのにカナは何故かいつも俺の言葉がわかるかのように答えを返してくれる。不思議なやつ……



カナ「一平さんそろそろ行かないと間に合わなくなるわ」

一平「わかってるよ。そういうことだから翔平、絶対ついてきちゃダメだからな？」




一平はつかれた表情ではぁ、とため息を付くとカナと一緒に部屋を出た。俺は落ち込むご主人の服を踏んづけて日向ぼっこを始めた




翔平「デコ。お前ソレわざとやってるだろ……」


ワンッ



「もちろん!笑」そういう意味も込めて吠えればご主人は俺を恨めしそうに見つめていた。けど、数秒すると諦めて弱々しく微笑んで俺を膝の上に乗っけた



翔平「どうして俺は守ってやれないんだろうな…」




そんな悲痛な声が俺の耳には響いた。俺はご主人がなんでそんなに悩んでるのかよくわからなかった




〜〜〜〜


デコピンの気持ちはフィクションの領域を超えません。お気軽にお読みください!!

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