合流 ページ42
A『はぁ、久しぶりのアメリカ……』
約半年と3ヶ月ぶりのアメリカ。成田国際空港と同じぐらい人がごった返していた
A『ヤバい…迷子になりそう……』
「あれ?ねぇ一平さん!あの人じゃない!?」
「あ、本当だ。Aさん!こっちこっち!」
英語の飛び交う中では聞こえた母国語はあの大会で聞き慣れた優しくて低い声に鈴を転がしたようなリンとした声が耳に響いた
振り返り、声のする場所を探せばそこにいたのは……
A『一平さん!!カナさん!!』
一平「久しぶり!元気にしてた?」
カナ「Aちゃん久しぶりに見たけどまた一段とキレイになっちゃって!!」
A『そんなことありませんよ。わざわざ迎えありがとうございます』
一平「全然大丈夫だよ。行く直前まで翔平が一緒に行くって聞かなかったけどね笑」
カナ「でも、デコピンちゃんがうまいこと引き止めてくれたのよね。飼い主に似て頭がいいのよ笑」
カナさんの皮肉めいた言葉に私と一平さんは苦笑いを浮かべた。全く持ってその通りなのが余計に皮肉だ
一平「さて、翔平が拗ねないうちに早く帰ろうか」
カナ「そうね。早くしないと翔平くんが拗ねに拗ねまくって誰にも止められなくなっちゃうもの」
A『いつも翔平がご迷惑をおかけしております……』
一平「いえいえいつものことなので〜」
カナ「大丈夫よ〜もういつものことすぎて慣れちゃったから〜」
そう言って笑う一平さんとカナさんに私は苦笑いを浮かべた。空港の駐車場から一平さんの車に乗り込み、ロサンゼルスの街を走った
カナ「それにしてもAちゃん、一気に大人っぽくなったわね。大会中はどちらかと言えば活発少女って感じだったのに」
A『母さんが「有名人の隣に立つなら少しぐらいは大人しい格好になさい」って言ってくるので…』
カナ「うんうん、お母様の言う通りかもしれないわよAちゃん。すっごく素敵よ!これは翔平くんも惚れ直しちゃうかもね!笑」
一平「今でさえチームメイトに惚気が止まらないのにこれ以上惚気させないでよ」
A『それは私の責任?』
カナ「惚気ちゃう翔平くんと止められない一平さんの責任よ笑」
一平「え?俺のせいなの?笑」
車の窓に映り込み私の姿は、大会中とはうって変わってどこか大人びた姿だった
変えたと言っても服装の色合いと薄く化粧をしただけなのになぁ…
そんなことを思いながら、翔平の家へと静かに向かった
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ゆらら - 黄色ジャス民さん» 返信が遅くなりすみません。現在、書いている途中なのでパスワードにしていますが、1話書き終えたら全体公開にする予定です。急いで書き上げます。すみませんでした (3月29日 15時) (レス) @page49 id: d6fa48bb82 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - ゆららさん。空に羽ばたくNO1のパスワードを教えて下さい。 (3月28日 23時) (レス) id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらら - ゆうきさん» コメント、アンケートのご協力、ありがとうございます!!皆様新作、続編希望ですね…笑。頑張って更新していきたいと思います!ありがとうございました😊 (1月14日 8時) (レス) id: d6fa48bb82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 主様が書くお話いつも楽しみに読ませていただいています!これからも主様の作品を読みたいです!なので、3番でお願いします🙇🏻♀️ (1月14日 2時) (レス) @page40 id: 1c1d67dc9d (このIDを非表示/違反報告)
ゆらら - ゆーさん» コメント、アンケートのご協力、ありがとうございます!!皆様にお褒めの言葉をいただけてわたくしも感激でございます。新作は今ちょこちょこ作っているのでできたら更新させていただきます!!ありがとうございました😊 (1月14日 0時) (レス) id: d6fa48bb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆらら | 作成日時:2023年10月27日 21時