世界に選ばれたNo.1【大谷翔平】

シャンパンファイト ページ36

栗山「世界一の侍!!最高!!」



そう言って最初にシャンパンを開けた栗山監督

次々にシャンパンは部屋に飛び散った



牧「A〜〜!!なにイチャイチャしてるんだよ〜!!」

A『うるさーい!今日ぐらいは勘弁しろー!!笑』



お互いにシャンパンを掛け合う。灰色とも黒とも言えない鼠色のシャツが少しづつ色濃く染まっていく


ゴーグルは付けてはいるけど、外した瞬間そいつから狙われる

ふざけて外していた岡本と牧には勢いよくぶちかましてやった、絶対目痛かっただろうな笑




村上「大谷さんプロポーズ成功おめでとうございまーす!!!」

周東「なんですがあの感動的なプロポーズ披露しちゃって!!羨ましいですよー!!」

一平「なんで言ってくれなかったんだよぉー!!このやろー!!」



翔平は宗や周東、一平さんに集中攻撃されていた。かわいそうに、助けてはやらねぇけど笑



宮城「Aさぁーんおめでとうございますー!!!」


A『きゃぁっ!!やったなぁ大弥!!』


大勢「ちょ、俺にもかけないでください!!笑」

佐々木「俺を巻き込まないでください!!!笑」




みんな、楽しそうだった

世界一を奪還したとはいえ、まだ心の中は、そんな実感なくてめちゃくちゃ浮ついてた


私だって、世界一奪還と翔平との婚約とで現実味が帯びてないのに




「有明選手!今のお気持ちを教えて頂けないでしょうか!!」

A『最高です!!もぉ、この仲間たちと離れたくないです!!』


宇田川「Aさぁ〜ん!!俺だって離れたくないですよ!!」

高橋(圭)「Aさぁん!!アメリカ行っても元気に過ごしてくださいねぇ〜!!」


A『まだ行かないよ奎ちゃん!!笑』



私はともかく翔平は遠距離とか向いてるタイプではないと思うし、私もあまり長い時間は耐えられるタイプじゃないと思う

いろんなことが一度に押し寄せていたせいで全然実感がわかない。これからのこと、なにが起こるかなんて全然予想がつかない


そう、少し不安に思いながら髪についたシャンパンを取ろうと思ってロッカールームから離れた



A『社長にはどう伝えようかなぁ…』


1番の課題に頭を抱えていた、ちょうどその時だった




国生「何を言っているんだい？Aさん」

A『えっ!?国生社長!?とうしてここに!?』

国生「栗山くんと君におめでとうを伝えにね。ついでに新しいシャンパンのお届けだ」

A『ありがとうございます。栗山監督も喜びますよ』

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