情熱 ページ32
A『なにも今じゃなくたってよかったのに…笑』
翔平「俺の人生行き当たりばったりなもので笑」
右手の薬指にはめられて光輝く指輪に翔平と婚約したなんて実感なんて持てなかった
栗山「翔平、A」
A『栗山監督!!』
栗山「Aに初めて会った時、この子が翔平の隣にいた子だとは正直最初は思えなかった
だが、君と意見を交わすうちに、君の実力を目の当たりにするうちに、君とその周りの空気を感じるうちに「あぁ、この子は翔平の隣にいた子なんだ」と実感したよ
翔平、A改めて僕からも伝えるよ。婚約おめでとう。そして、世界一を見せてくれてありがとう」
握手を求め、手を差し伸べた栗山監督のその表情は社長室で会った時の笑顔となにも変わらなかった
変わっていくものもあるかもしれない。だけど、人の思いは変わらない。そこに懸ける情熱も変わらない
A『お礼を言うのはこちらの方です栗山監督。私はようやく自分の気持ちに素直になれました
監督があの時、私を必要としてくれなければ今ここに私はいませんでした。本当にありがとうございました』
栗山「あぁ、君と野球ができて楽しかったよ」
すると、少し離れた場所から声が響いた
観客たちに負けないぐらい大きな声ってわけでもないのに、すぐに聞き分けられた
雪雅「A〜取材の許可が欲しいそうよ〜どうする〜?」
…母さん、…60になるんだからその魅力溢れる声を使わないでくれ
ただでさえあなた、元人気声優に元実力派人気女優に元天才バドミントン選手ってだけで目立ってるんだから
翔平「どうする?笑」
A『どうするもなにも、ちゃんと説明しないと、私殺されるよ?』
翔平「誰にさ笑」
A『あんた、無自覚にもほどがあるよ。そんなんだからモテないんだよ』
翔平「別に、Aに好いてもらえれば俺はそれでいいからね」
A『……殴るよさ…』
翔平「え、待って、照れてる?ちょ、顔見せてよ!」
A『イヤだよ!誰が照れ顔なんて見せるか!』
翔平「やっぱ照れてるんじゃん!」
追いかけっこを勃発させた私たちを、温かな表情で侍メンバーは見つめていた
近藤「やばいですよダルさん、一平さん俺予言的中させちゃいました笑」
ダル「ホントだな。まさかほんとにプロポーズするとはねぇ笑」
一平「俺にはなにも言ってくれなかったんですよ。酷くないですか?」
ダル「いい親離れだったのかもねぇ笑」
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ゆらら - 黄色ジャス民さん» 返信が遅くなりすみません。現在、書いている途中なのでパスワードにしていますが、1話書き終えたら全体公開にする予定です。急いで書き上げます。すみませんでした (3月29日 15時) (レス) @page49 id: d6fa48bb82 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - ゆららさん。空に羽ばたくNO1のパスワードを教えて下さい。 (3月28日 23時) (レス) id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらら - ゆうきさん» コメント、アンケートのご協力、ありがとうございます!!皆様新作、続編希望ですね…笑。頑張って更新していきたいと思います!ありがとうございました😊 (1月14日 8時) (レス) id: d6fa48bb82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 主様が書くお話いつも楽しみに読ませていただいています!これからも主様の作品を読みたいです!なので、3番でお願いします🙇🏻♀️ (1月14日 2時) (レス) @page40 id: 1c1d67dc9d (このIDを非表示/違反報告)
ゆらら - ゆーさん» コメント、アンケートのご協力、ありがとうございます!!皆様にお褒めの言葉をいただけてわたくしも感激でございます。新作は今ちょこちょこ作っているのでできたら更新させていただきます!!ありがとうございました😊 (1月14日 0時) (レス) id: d6fa48bb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆらら | 作成日時:2023年10月27日 21時