世界に選ばれたNo.1【大谷翔平】

行ってきます!! ページ4

準々決勝の今夜、翔平が先発投手、指名打者として3番スタメンを飾った

しかし反対に宗は4番を外され代わりに正さんが4番を任された


あともう1つは…



源田「Aちゃん!開幕セレモニー始まるよ!!」

A『すぐ行きます!!』



一時離脱していた源ちゃんがこの試合から8番ショートで復活した

私は牧の代わりで7番セカンドを務めることになった




翔平がマウンドに上がったときどの試合よりも大きな歓声が沸き上がった



翔平(絶対、目離すなよ)




プレイボール直前、翔平がマウンドに上がる直前に言われた言葉

そんなこと言わなくても、否が応でも目の前にいるから離すことないんだけどなぁ…←自分のことに関しては鈍い彼女(2回目)



顔に出ていたのか源ちゃんが不思議そうな顔をしていた。が、そんなこと関係なくプレイボールの笛は鳴り響いた









翔平は速い球速と多種に渡る球種で相手を抑え続けた


翔平が160キロや164キロなどを記録するたびに、観客は沸いた



しかし試合としては両チーム、無得点が4回まで続いた



停滞していた試合が動き出したのは4回ウラ、1アウト一塁の中、翔平の打席の時だった

セーフティーバントで投前安打、送球がそれ、近ちゃんは三塁まで進塁し1アウト一、三塁


4番を背負う正さんはショートゴロ。その間に近ちゃんは帰還、先制点を日本は勝ち取った




カキィンッ!!




A『飛んだッ!!』


2アウト一、二塁の中で岡本が左越えの3ランホームランを放つ

これで日本は4得点目を上げた






不安が、また、横切った

ここで私がミスをしたら、ここで試合に負けたら……





村上「Aさん!!」

岡本、翔平「「A!!」」



ハッと頭を上げた

満面の笑みを浮かべた翔平たちはドーム全体に響くんじゃないかってぐらいの大声を出した



村上「大丈夫!!行ってらっしゃい!!!」

岡本、翔平「「行ってこい!!!」」




A『はっ……ははっ…!!ぶっあはははっ!!!バカかあんたら!!』



つい笑ってしまった私は悪くない、と思う

同じくらい、ドーム内の観客の応援の声に負けないぐらいの声で私も返してやった








A『おう、行ってくる!!!』



先のことなんて誰にも分らない、だから＿＿＿＿＿＿だからこそ、今できることに精一杯全力で挑みたい


それが……たとえ＿＿＿＿!!!!






カキィンッ!!!
















みんなと!翔平と!野球と!離れることになったとしても!!!!

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