世界に選ばれたNo.1【大谷翔平】

家族 ページ27

表彰式も無事終わり、現在は短い休憩時間ならぬ写真撮影会みたいになっている

栗山監督の配慮で侍ジャパンのメンバーの家族との交流が実施されているので


写真や動画を撮りたいテレビなんてたくさんあるだろう




A『母さん!友雪、雅魅!』



久しぶりに会えた家族は相変わらず元気そうだった

高校生の双子の弟たちは受験が終わり、清々しいまでにスッキリしていた

もう60に近いはずの母は相変わらずの美しさで慣れている私でも目が眩む



雪雅「A、お疲れ様〜よく頑張ったね〜」

A『ちょっと母さん…もう子供じゃないんだから…』


雪雅「母親からすれば子供はいつまで経っても子供なのよ〜ねぇ〜佳代ちゃん？」

佳代子「そうね〜」



頭をを撫でる母さんにはまだまだ敵いそうにない


佳代子「Aちゃん、お疲れ様。うちの翔平がごめんなさいねぇ笑」

翔平「ちょっと、母さん!」


A『いえいえ、佳代子さんこちらこそです。いつものこと過ぎて慣れましたから笑』

翔平「Aまでぇ…」



すると前の方から駆け出してくるたっちゃんが目に入った。後ろからはご両親と思われる人もいた



ヌートバー「ショーヘイ!A!」

A『たっちゃん!!お疲れ様ぁ!!やったよぉ!!!』

ヌートバー「アリガトウゴザイマシタ!!!」


A『ありがとうはこっちのセリフだよたっちゃん!』


「始めまして翔平くんAさん、ラーズから色々聞いてるわ」

A『久美子さん!こちらこそたっちゃんからいつもお話伺ってます!』



ニコニコと優しげな笑顔を浮かべたたっちゃんのお母様の久美子さん

その笑顔はどことなくたっちゃんに似ていた



久美子「ありがとうAさん。あなたのおかげでラーズは日本代表として最後まで活躍できたわ」

A『いえ、お礼を言うべきはこちらの方です。たっちゃんが居てくれたおかげで世界一を取れたんです』


すると、久美子さんは高らかに笑い出した。母さんと佳代子さんも笑いが漏れていた

私と翔平は頭に？が浮かぶばかりだった



久美子「いい子ね〜!ほらラーズこういう女の子をお読めにもらうのよ!!笑」

翔平「ちょ、久美子さん!?」


日本語でなんのこっちゃわかっていないたっちゃんに慌てる翔平

なんだかバカらしくなった





A『私には心に決めた人がいるんです久美子さん』

久美子「あら、好きな人がいるの!?」


A『えぇ、……世界で1番大切な人が』

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