世界に選ばれたNo.1【大谷翔平】

マイアミ到着!! ページ11

SIDE:A



………!!!?

朝一発目、大声で叫ばなかった私を誰か褒めてほしい


昨日、翔平に半強制的に寝かされ起きてみればあぁ〜ら不思議、隣に翔平くんがいるではないですか〜


ってテンションじゃねぇんだよ!!なんで隣で寝てんの!?




はぁ、とため息を付きながら自分の毛布を翔平にかけた

同い年のはずなのに幾分も年下に見えるこの幼馴染は小さいときからは変わってない。態度と身長だけは大きいクソガキ



意識を手放す前の記憶を頼りに子どものような寝顔を見せる翔平の頬に優しくキスをする



飛行機の窓から入る朝日は私達を祝福するかのように明るく、優しく照らしていた




〜〜〜〜



飛行機は無事着陸した。私達はマイアミへと到着した


「すごく久しぶりな気がするわ!」



彼女は一平さんの奥さんのカナさん

一平さんと仲良くなってから紹介された。このチームで私とカナさんしか女性がいないからね



A『カナさんにとってはほぼ地元ですからね…それにしてもあっつい…』

カナ「Aちゃんは暑がりだもんね〜」


A『あはは〜体質ですので変えられませんも〜ん』

カナ「大丈夫だよ〜球場に行けば少しは涼しくなるよ〜」



そんなことを2人でおしゃべりしていたらいつの間にか球場にご到着

その日は簡単なミーティングと施設説明だけで終わったが約半日のフライト


体が訛っているのは私だけではなかった。みんな、休みだって言われたのに球場で練習を始めた



宇田川「Aさぁ〜ん」

A『おぉ〜どしたー？優希』



ゆったり、おっとりした声でこちらに向かってくる優希



宇田川「寝かせてください」

A『ん？どうぞどうぞ〜』



優希は時々、私の背中で何故か仮眠を取る。寝ているときの優希は穏やかで小さく寝息を立てる

そんな優希を優しく見ながらタブレットで自分のフォームを確認する





翔平「なにしてんのさ」



数分後、翔平がカメラを持ってこちらに来る




A『優希の仮眠タイムー』

翔平「はいぃ？それ俺がいる目の前でやることー？」



A『生意気小僧にはこれぐらい必要ですよねー？ていうか、そっちこそなにしてんのさ』



ずーっと、カメラを構えてこちらに向ける翔平

WBCの映画を作るみたいな話は聞いてはいたが、翔平はなぜカメラマンになってるんだ？







翔平「貸してもらってる。面白いし笑 さっき宗たちも撮ってきた笑」

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