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Noside


「ケイ様、おはようございます。」


「ぅん……、つっ!!」


「おはようございます。朝食が届いておりますので、お食べになってください。量は少ないですが。」



コウタが見張り兵として地下牢に来て1週間が経ちました。


毎朝優しく起こしてくれて、静かに見守ってくれて、夜も寝るまで見張り椅子に座っていてくれる。


こんなに優しいのに、ケイは朝起きてコウタの顔を見て怖いと逃げてしまいます。



でも、その時にコウタがふと見せる哀しそうな顔が頭から離れません。



「ごめんなさい………ふぇ、ふっぅ…」



ケイはコウタにそんな顔をさせている自分に腹が立って涙が止まりませんでした。



「ケイ様…?どうなさいましたか?」



コウタの大きくて温かい手が頭の上に置かれ上から下へとゆっくりと撫でられていく感覚が、もどかしくもケイが欲しがっていたものでした。




「ぼくっ、ぼく、……コウタのことっ、ちゃんと覚えてるのにっ、ヒック、こんなに、優しくしてもらってるのに…っ、こわがっ、て、避けてる……っ!」



「ケイ様、それはケイ様が悪いのではありません。ケイ様をここに閉じ込めた国王様、女王様が悪いのです。だから、泣かないでください。」



誰かにそんな風に優しくされたことの無いケイはその優しさにまた、涙を流すのでした。

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リッツ - リクエスト書いていただきありがとうございました!コウタが私が想像していた以上に素敵でケイも可愛くて満足です!機会があればぜひこれまでのケイとユウリの話やその後のケイとコウタの話も見てみたいです!本当にありがとうございました! (2018年12月25日 7時) (レス) id: 5430c3bb20 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - けーままさん» 初めまして!嬉しすぎるお言葉ありがとうございます!また短編集を出すことになった時に必ず書かせていただきますね(*´ω`*) (2018年12月18日 20時) (レス) id: 026b9e0272 (このIDを非表示/違反報告)
けーまま(プロフ) - はじめまして。お話の更新楽しみにしていました。最後のお話とても好きでした!!その後が読みたいです(*´ω`*) (2018年12月18日 18時) (レス) id: ec2812ad48 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リッツさん» 初めまして(*´ω`*)素敵なリクエストありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2018年12月12日 18時) (レス) id: 026b9e0272 (このIDを非表示/違反報告)
リッツ - 琳さんにリクエストできるということでめちゃくちゃ本気で考えてしまいました(笑)琳さんの書くやぶいのが大好きです!これからも応援してます!(採用されますように…(●´人`●)) (2018年12月9日 22時) (レス) id: 5430c3bb20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年9月25日 23時

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