ご近所のワタナベさん。 (ページ9)

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『や、完全に言った気でいたわ、ごめん』

言ってなかったか、マジか… と、恐らく私が知る過去最高にテンパっている渡辺さんを見て、今度は私が笑う側へ。

「動揺しすぎです、渡辺さん…(笑)」

普段落ち着いているはずの渡辺さんがここまで分かりやすいとは。なんて思うと、どうしても笑いが堪えきれずに笑っていることがバレてしまう。

『お前笑いすぎなんだけど』

「……しょうがないじゃないですか、(笑)」

立場が逆転して面白くないのか、少し不機嫌そうな顔を向けられる。

「で、結局どこなんですか？」

『取り敢えずあそこのショッピングモール行って、俺の買いたい物揃えて、で、化粧品とかその辺、聞いてくれたし揃ってないって事言ってたからその辺回れたらなって。あと…』

そうやって色々と考えてくれていた渡辺さんに思わず頬が緩む。

些細なはずの朝のあの会話を覚えていてくれたりだとか、そんなちょっとした事が嬉しい。

『え、待ってでも、分かんなくて着いてきてた訳？』

「そうなりますね」

『もし俺が悪い人だったらどうすんの』

「いやでも買い物っては聞いてましたし。
渡辺さんですし。」

変な事心配してくれるなぁ、なんて彼なりの優しさを感じながらつい零した一言に少し自分で動揺する。

結構変なことを言ってしまったんじゃないか、と。

『…は、』

と、言葉を少し失う渡辺さんを見ると、尚更。

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出しゃばるのは申し訳ないですがどうしてもお伝えしたかったのでお邪魔させてください…

順位がついていてびっくりしています……！！
これもまた皆様の、A様のおかげです、ありがとうございます！！

評価・お気に入りもめちゃくちゃ励みになっています！こちらもありがとうございます。

金の佐久間をお送りしたいのですが、渡辺さんメインなのでソーセージにしときますね…(？)

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