ご近所のワタナベさん。 (ページ26)

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『や、その、ごめん、泣かせる気は無くて、』

泣いた私を見て流石にまずいと思ったのか、先程までとは打って変わって歯切れが悪くなる翔太さん。

「いや、あの、気にしないでください、」

私だって流石に泣くつもりもなかったし、泣きたくもなかった。

言葉通り本当に気にしないで欲しい。何も無かったことにして欲しい。

迷惑かけるのは嫌だったから。

でも、思いとは真逆に涙は止まってくれない。

いたたまれなくなって、滲む視界の中必死にバッグの中から鍵を取り出して

「本当に、ごめん、なさい。」

必死の思いで謝罪を告げて家に入ろうとする。

ドアを開けようとした瞬間、温もりに包まれる。

…抱き締められた。

『…ごめん、おやすみ』

その温もりは一瞬で消えてしまって、その一言だけ告げて翔太さんも自分の部屋に消えていった。

消えない温もりと私を残して。

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ここから本人に届く事は無いので自己満にはなりますが書かせてください。

阿部ちゃんもメンバー皆も、きっとしんどいと思います。きっと本人が1番、症状もしっかり出て身体的にも辛いし、この時期な事もあって精神的にも辛いんだろうって。それは計り知れないけど、その辛さを直接的に軽くする事は出来ないけど、良かった、おかえり。と言える様にちゃんと待っています。ひとまずは、今以上に重症化せず無事治る事を祈って。お大事にしてください。

また、折角出てきたのでついで感満載ですが()
評価数やお気に入り数が増えててとても嬉しいです！皆様、いつもありがとうございます。

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