今日:3 hit、昨日:39 hit、合計:258,299 hit
小｜中｜大
19 ページ20
.
『や、別に』
『ふふっ、ねえ、行こ？』
腕を組まれたまま私に気付かずに行ってしまう彼を、呆然と見つめることしか出来なかった。
楽しげな会話にあの距離感。
どうやっても私よりも圧倒的に親密な事は明確で。
一瞬、女の人と目が合ったような気がするけど、それでも動けない。
…そりゃ、そうだよ。
私はあくまでもただの隣人。"ご近所さん"で。
頑張ってもせいぜいお友達がいいところ。
"女性"として出会った訳じゃない。
知ってることすら、少ない。
頻繁に会えることに、たった1回のデートに自惚れ過ぎたんだ。
それに、あんな風に綺麗な人が、絶対に釣り合っていて。
お似合いだった。
目に涙が溜まる。
こんな所で泣くなんてみっともない、と必死に堪えるけど、気付けば頬は濡れていて。
『Aちゃん？』
こんな時に、タイミングよく現れるなんて少し、狡すぎやしませんか、
「…辰哉くん、」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - 潤子さん» 貰ってくれますか…！！！美味しいやつ送りますね！！（？） (2021年8月11日 3時) (
レス) id: 5bdb082c69 (このIDを非表示/違反報告)
潤子(プロフ) - ソーセージ待ってます笑 (2021年8月9日 8時) (レス) id: a22d9aa6b7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あい | 作成日時：2021年8月1日 21時
