イナイレ＆イナGO短編集＊～キミとの軌跡《PART１》～＊【完】 (ページ6)

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暑いのに＊基山ヒロト＊(幼なじみ) ページ6

＊Inあなたの部屋＊

蒸し暑い部屋の中で､私はごろりとソファーに一人仰向けになり､うちわでパタパタ扇いでいた｡

あ)｢暑くて死にそう…。｣
？)｢本当だ～｣

あ)｢それもこれもお母さんのせいだ!節電っとか言って!｣

？)｢それは、それは御愁傷様で♪｣

あ)｢……｣

？)｢どうしたの?｣

あ)｢…あ～れ?今、お母さん今日飲み会だから、家にいるの私だけのはずなのに会話が成立してるの…。おっかしいな?暑すぎて、幻聴が聞こえてるのかな?｣

？)｢何、言ってるんだよ?キミの幼なじみのイケメンヒロト君がせっかく遊びに来てあげたのに…｡｣

あ)｢お前はナルシストかぁ!っか､どこからわいた!?それ以前に､誰が来いって言った?｣

そういって､何故か私のベッドの上で寝転んでいる幼なじみ､ヒロトを睨んだ。
ヒロト)｢…質問多いし、相変わらずひっどいなぁ!人を虫のように言って!｣

あ)｢……(ﾑｯ｣

ヒロト)｢あー､ハイハイ｡質問に答えるよ♪｣

あ)｢じゃあ､遠慮なく｡質問その一｡キミはどこからわいたのか?｣
ヒロト)｢…その言い方ひどくない?まぁ､いいや…｡えっと､あそこから!｣
そういって､彼が指差したのは私の家と彼の家とを偶然つなぐ形になっている間のベランダ｡

あ)｢…ん?ベランダの鍵閉めたよね?…まぁ、いいや。…じゃあ､質問二。誰の許可で家にいる?｣

私がそういうと､ヒロトは誇らしげに自分の携帯を見せた｡

あ)｢えー､何々…｡｣
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ヒロト君へ

今日おばさん､飲み会で遅くなるから､Aが何か変なことしないよう見張っててください｡
追伸:ベランダあけとくからそこから入ってね(^.^)bAママより☆
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あ)｢なぬΣ｣

ヒロト)｢許可はおりてるよん♪｣

あ)｢……｣

ヒロト)｢♪～｣

あ)｢…なんか、楽しそうね?｣
ヒロト)｢…からだよ(ﾎﾞｿｯ｣
あ)｢何?｣

ヒロト)｢…いや、なんでもないよ♪｣

あ)｢何か、怪しい…｣

ヒロト)｢♪～｣

『Aと一緒にいられるなら俺はどこでも楽しいよ♪(//』

～～サイドストーリー～～～～～

ガチャ

あ･母)｢ただいま(ﾎﾞｿｯ…｣
あ)｢…ヒロト、大好きだよ｣
私はソファーの上で

ヒロト)｢…A、大好きだ｣
ヒロトはベッドの上で

あ･母)｢フフ、相変わらず仲が良いわね｣

同じ寝言を呟いていたそうな｡

『いつ伝えれるかな、このキモチ(//』