・ ページ41
．
．
一週間後、柾哉さんが社長を正式に辞職する事になった。
西 「俺はこれで良かったと思う」
『代わりの社長は誰になるんですか？』
西 「前の社長の榊さんが再任する事になったよ。」
森井 「俺、正直あの人苦手でした」
�眥� 「Aばっか贔屓していて、俺らにはそんな大きな仕事来なくて」
尾崎 「まじAちゃんのピンキーリングの資料を消したのは許せませんでしたね、」
同期達が西さんに愚痴を吐いていた時、
許さんからLINEが来ていた。
豊凡柾哉さん、辞任したみたいですね。僕の勝ちです。
許さんは何をしたのだろう。
A許さん、何したんですか?
ミステリアスだな、そう思っていた。
だから何を企てて、実行したいのか気になった。
豊凡僕は、蓮海と別れた話と、柾哉さんが佐藤社長に対して「別れろ、俺の彼女だ」と強要していたという事実を週刊誌に伝えただけです。
え……
迅 「何驚いてるんですかAさん」
『いや、別に…』
迅 「ええ気になります！！」
こんな事、誰にも言えない。
確かに週刊誌の見出しに、
話題のLAPONE Designのイケメン社長、
女性関係で突然の辞任。とあった。
これを送ったのが許さんって事？
仕事は1週間停止となり、デスクも新しくなる。
�眥� 「まじこんな内部的な問題誰が送るの？Aじゃない？」
『私じゃないよ、恨みでこんなの送れない』
�眥� 「じゃ西さん？」
西 「うぇぇぇ！？お、俺じゃないよ！」
森井 「Le'の人とか」
『拓実くんも威尊くんもそんな事しない、佐藤社長の名前が出ているから佐藤社長本人が送る事は無い。本人が送るとするなら『僕』ってなるはず。』
西 「まさか」
西さんは察したのか、頭を抱える。
西 「Aをあいつ守ったんだ」
迅 「その『あいつ』って誰なんですかっ！」
西 「言えない」
A守ってくれてありがとうございました。
こっそり送るLINE。
豊凡僕はいつでも藤牧さんの味方です。
まるで騎士のように、私を包み込んで守ってくれる。
柾哉さんという狼を
許さんの大きな盾が塞いだんだ。
気づけば、私、許さんの事好きになっている。
．
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 221人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「INI」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rin(プロフ) - 関節からシークワーサーさん» ありがとう凄く嬉しいお♡モチベ上がるわまじ最高 (2022年1月26日 22時) (
レス) id: 16fca15840 (このIDを非表示/違反報告)
関節からシークワーサー - めちゃめちゃ面白いお❤︎ (2022年1月26日 22時) (レス) @page6 id: 676ee1f579 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rin | 作成日時：2022年1月22日 10時
