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ある日、事件が起きった。
WAKEとのコラボ企画の打ち合わせの為に、
上司の西さんと渋谷にあるEnthusiastic Entertainmentに
地下鉄で向かおうとしていた時だった。
西 「なぁAさ、企画書とか入ってる封筒どこある？」
『え、私鞄の中に入れましたけど…え、無い』
西 「無い！？嘘でしょ」
『私ちゃんと鞄の中に入れましたよ！！』
西 「うん、知ってる、昨日入れてたもんね。」
『ちょっと取りに戻っていいですか！すみません！』
西 「分かった、俺事情伝えとくから」
来た道を戻る。
そこに呑気に鼻歌交じりで仕事をする迅くんがいた。
迅「え、Aさんどうしたんですか？」
『WAKEとのコラボ企画の企画書の封筒、知らない？？』
迅「知らないっす〜」
こんな事するのは社長しかいない。
急いで社長室へと向かうと丁度柾哉さんに遭遇した。
『し、社長』
柾哉 「どうしたの？」
『WAKEとのコラボ企画の企画書の封筒、知りませんか？』
すると柾哉さんの顔から笑みが消えた。
柾哉 「知ってるよ」
『どこにありますか？この後いるんです。』
柾哉 「ここ」
デスクの横にあるサイドテーブルの上に
封筒が綺麗に置かれていた。
柾哉 「ご飯食べてゴミ捨てよう思ったらゴミ箱にあった」
はっ？！
柾哉 「いるんでしょ？持っていきな」
『あ、ありがとうございます！』
ゴミ箱にあった？
あんなに本気で寝る暇惜しんで考えた企画書を
誰がゴミだと思って捨てたのだろう？
柾哉さん、事情を知っているの？
なら教えてよ、何があったか私に教えてよ、、、
会社を出ると、見覚えのある二人がそこに居た。
威尊 「その資料、WAKEとのコラボ企画やろ？」
拓実 「あれ、全部嘘やで」
『何言ってんの、これ私が作ったんだよ』
威尊 「騙されたんだよ、社長に」
『どういう事？』
威尊 「Aが喜ぶ案件をあの人が作ったの。そもそもWAKEと繋がってんの俺らの会社やし。LAPONE Designは何も繋がってへんよ。」
拓実 「こんな真剣に考えるなんてAらしくないで。
よっぽど好きやったんやな。」
騙した？
私が喜ぶ案件を？
『という事は、捨てたのは威尊くんと拓実くん？』
威尊 「せや」
拓実 「Aはこの会社から逃げた方がええ。このままやとあの社長の言いなりになってしまう」
『私は逃げない。あの人が、柾哉さんが好きなの！！』
泣き叫びながら私は二人の前を通り過ぎた。
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Rin(プロフ) - 関節からシークワーサーさん» ありがとう凄く嬉しいお♡モチベ上がるわまじ最高 (2022年1月26日 22時) (
レス) id: 16fca15840 (このIDを非表示/違反報告)
関節からシークワーサー - めちゃめちゃ面白いお❤︎ (2022年1月26日 22時) (レス) @page6 id: 676ee1f579 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rin | 作成日時：2022年1月22日 10時
