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「は？あかんに決まっとるやろ」
宮侑はカッと目を見開いてこちらを見下ろし、書類を持った方の手首を思い切り掴む。
「あ？何でだよ」
ギリギリと締め付けられる手を乱暴に振りほどいて思い切り睨め付ける。
「お前は一生ウジウジしとったらええやろが」
「ぁあ？」
すっと目を細めながら見下ろす宮侑と、しばらく睨み合う。
「……意味わかんねぇ」
一切生産性が無いので、舌打ちをしながら目を逸らす。
「意味わからんのこっちや、東京行くんやめるて言えや」
踵を返そうとすれば、ガシリと肩を掴まれ、手に持った書類を取り上げられる。
「テメェに指図される筋合いはない」
キッと睨んで書類に手をかければ、宮侑は「あ？」とまた目を見開いてこっちを睨む。
一瞬睨み返すが、圧力と殺気に少し怯んで、逃げるように学校を出る。
書類は取られたが、別にそこまで貴重というわけでは無いので諦めもつく。
だけど宮侑マジ何なんだよってイラつく。
登校日。
早目に来て、直近の警視庁採用試験の申し込みのために、学校から貰わなければならない書類を確認するために、印刷してきた募集要項に目を通していると、後ろからそれをばっと取り上げられる。
何かと思って振り向けば、宮侑。
「自分何しとん？止めろ言うたやろ」
冷たくこちらを見下ろすそいつに舌打ちをして、取られた書類を取り返してまた目を通し始めれば、「おい、聞いとんのか」と制服の胸ぐらを掴まれて目を合わせられる。
怒りがピークに達する。
「いいかげんにしろ！！私は！！お前のモノじゃねえんだよクソボケが！！」
宮侑の手を払いのけて、逆に胸ぐらを掴んで思い切りガンをつける。
「あぁ？何言うとんねん。ええからはよ行くで」
胸ぐらを掴んだ私の手をぐいっと掴んで出入口の方へ引っ張る。
「何で私がテメェの指図受けると思うんだよ！！干渉してくんじゃねえ！！」
掴まれた手を払って思い切り目を見開いて睨む。
宮侑は上から私の頭をぐっと掴んでギリギリと締め付ける。
「うっさいわ、調子乗ってんちゃうぞ」
でことでこがくっつきそうな至近距離でゆっくり低い声で言いながら、思い切り睨まれる。
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百花(プロフ) - なんかすごく納得してました...w侑くんはこういうクズであって欲しいと願います。めっちゃ面白くて読みやすくて勉強の息抜きになりました！！！ありがとうございます！！！ (2020年5月30日 21時) (
レス) id: b1b417a31e (このIDを非表示/違反報告)
ちい - なんかめっちゃ好きでした！(語彙力) 最後の考察とかほんとに、あああぁ....ってなりました← (2020年4月28日 2時) (レス) id: 51140f54c4 (このIDを非表示/違反報告)
ほむら(プロフ) - ocean。さん» あざす！！イイっすよねーこういう系のクズ！！布教に成功したようで何よりです！！ (2020年4月26日 17時) (レス) id: 0a7e2af83c (このIDを非表示/違反報告)
ほむら(プロフ) - ﾕﾝさん» あざす！！拙い考察ですがお褒めにあずかり光栄です！！ (2020年4月26日 17時) (レス) id: 0a7e2af83c (このIDを非表示/違反報告)
ocean。 - 今まで割とクズな侑くんとか甘々なのとか見てきてたけど、こういうクズっぷりは初見でした！笑 でもなんか、イイですね。((語彙力 最後のキャラ考察もじっくり読んじゃいました笑 面白かったです！！ (2020年4月25日 20時) (レス) id: 4e3b658941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほむら | 作成日時：2020年4月22日 8時
