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ページ14

「あー、もう1分前。しれっと戻るかー」

「…ん。またね、ひかる」

「……」

「…ひかる?」

「…やべっ、見つかった」

「ほぇ?」



次の瞬間、



「光!!お前何して…!」



ばこん!!ってすごい音がして、驚いてたら俺の頭の上で同じ音がした。



「「いってぇ!!」」



頭を押さえて見上げた先には、2組の担任…薮がいた。
手元には点呼表を挟んだ板。音と痛みの原因はあれか…



「何呑気に油売ってんだ、集合時間くらい守れ!」



集合してるクラスメイトにしれっと紛れるつもりが、ちょっとこっちに長くいすぎたみたい。
薮に見つかった時には、集合時間を少し過ぎてしまっていたらしい。



「そもそも他のクラスとの合流禁止だっつったろ!お前はいつから4組の生徒になったんだよ」

「いやぁ、おれ、理転したんすよね」

「それは数学の赤点どうにかしてから言え」



ひかるはあんまり悪びれずに薮の言葉を受け流す。

ガミガミしつこいお説教の間じゅうも、俺たちはずっと手を繋いだままだった。



「伊野尾も、担任から言われてただろ?」

「はい、すみませんでした」

「ったく…!お前以外みんな揃ってるんだから行くぞ!」

「あ、」



ひかるは猫みたいに首根っこを掴まれて、その勢いで繋いでた手が離れた。

薮に文句言いながらどんどん遠くなってくるひかる。


一部始終を見てたっぽい大ちゃんが、やれやれって視線を遠くから送ってきた。
ひかるは薮に引っ張られながら、さっきまで繋いでた手をひらひら振っていたずらっ子みたいに笑った。



「…ふふっ、」



片方だけあったかい手を振って応える。



明日の自由時間も一緒にまわれるかな。またこんな風に片手だけあったかくなるのかな。

ちょっぴり期待して、俺は同じ制服が固まってる輪の中に戻った。





*Fin





何が書きたかったのかわからなくなったけれどいのひか制服デートさせれてよかった。


古い記憶を辿って書いてるので、ルミナリエについて色々間違ってたらごめんなさい 笑

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作者名:みつあめ | 作成日時:2020年11月29日 0時

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