鬼殺隊の最強戦力はまさかまさかの最年少！≪参≫

死なせない ページ35

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「弱者にかまうな杏寿郎！！」




いくら柱とはいえ、相手は上弦の参。
あっという間に攻撃されて、目の前にいる杏寿郎はボロボロになってしまった。
骨もたくさん折れているだろう。内臓に刺さっているかもしれない。



だめ、戦わなきゃ。




「俺は！俺の責務を全うする！！ここにいるものは誰も死なせない！！」






その時、杏寿郎が再び猗窩座に近づいた





＿＿＿＿＿否、近付こうとした。



「よもっ！？」
「Aっ！」



『あのさあ！！さっきから聞いてたらなんなの！？
馬鹿にすんなｯｯｯ！』



「おっ落ち着けA！鬼を刺激してどうする！」



『杏寿郎もばかだよ！！
あの攻撃当たってたらどうなってたかわかるでしょ！？


俺は俺の責務を全うする！？
ここにいるものは誰も死なせない！？』




『じゃあ！！
その中に杏寿郎はいないの！？
そのみんな(・・・)の中に杏寿郎はいないの！？

そんなのおかしい！

おかしいんだよ！！

杏寿郎が死んだら負け(・・)になっちゃうよ！！』







乗客、後輩たちはもちろんのこと。
杏寿郎も助けるんだから。みんなで、生きて、帰るんだから。





『「ここにいる者は、誰も死なせない!!」』





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