鬼殺隊の最強戦力はまさかまさかの最年少！≪参≫

眠り鬼 ページ26

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―――――ふふっ



もっともっと、怒ればいいのに。



本当は、幸せな夢を見せた後で悪夢を見せてやるのが大好きなんだ。
人間の歪んだ顔を見るのが大好物だよ。


たまらないよねぇ。


不幸に打ちひしがれて苦しんでもがいてる奴を眺めていると楽しくて仕方ないんだぁ。


だけど、俺は油断しないから、回りくどくても確実に殺すよ。鬼狩りはね。

だから、面倒でも一番気づかれにくい遠隔術を使ったのに。





なんで、こいつは起きたのかな。
短時間で覚醒条件も見破った。
幸せな夢や都合のいい夢を見ていたいっていう人間の欲求は凄まじいのにな。
しかも、こいつの後ろにいるのは、子供じゃないか。鬼殺隊なのかなあ？



「人の心の中に土足で踏み入るな！」

「俺はお前を許さない」



…あれぇ？耳飾りをつけてるな。運がいいなぁ、早速来たんだ俺のところに。


これでもっと無惨様に血を分けてもらえる。
もっと強くなったら、上弦の鬼に入れ替わりの血戦を申し込めるぞ。



「水の呼吸 拾ノ型 生生流転」


そのうしろを、小さな子供が走ってくる。

やっぱり大したことないんだな。


「血鬼術」

「強制 昏倒催眠の囁き」

「お眠りィィィィィィィィ」


さあ、もうこれでおしまい。

これで2人とも、眠りに落ちる……――――。



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