胸の波紋 ページ8
1週間前
お互いが抱いてた疑念は
何をしても打ち消すことは
出来なかった
なのに…
別れを言い出せず
私達はこの関係を続ける為に
2人で努力して行こうと
気持ちを確かめたばかり…
そんな中…
さっきの光景を見せられ
私の胸に広がっていた
小さな波紋は
一気に大きな波となって
心の中を掻き乱していった
努力は必ず報われる…
そう信じていたのに…
「恋愛だけは…頑張っても
報われない時があるのね…」
私は…無意識に
キムソンギュの背中に
そっと掌をあてて
そう呟いてた
その呟きは
ウヒョンさんと私のことを
言ったのか…
それとも
キムソンギュと私のことを
言ったのか…
自分でも分からないけど
どっちにしても
私の恋愛は…
思い続けても
こんな結果しか
生み出せないんだな…て
そんな思いが湧き上がると
キムソンギュからも少し離れ
廊下の壁に
背中を滑らせながら
その場に座り込んだ…私
そしたら直ぐに
私の目の前に立って
深い溜息をひとつ吐くと
「頑張るところが違うだろ」
そう言ってキムソンギュは
私の両手を引っ張って
強引に立たせた
「じゃ、何を頑張れば良かったの？
それを教えてよ」
私はキムソンギュから
手を振り解いて
周りも気にせずに
声を荒げた
「見ただろ？さっきの2人を…
それでも、まだ頑張るつもりか？」
「そうよ、何がいけないの？」
私達だって
完全に壊れ掛けていたのに
2年も頑張ったじゃない？
その2年間の努力さえも
キムソンギュに否定された気がして
私は意地になっていた。
「…忘れたみたいだけど
私は簡単に諦めない性格なの
だから、もう放っておいて」
これは
私とウヒョンさんの問題だから
投げ捨てるように
そう言うと
私は歩き出した
そしたら
離れて行く私に向かって
キムソンギュは
絞り出すような声でこう言った
「忘れてないから
言ってるんだろ？
お前が傷付く…て知ってるから」
キムソンギュの言葉に
私は立ち止まり
振り返らずに聞いた
「それじゃ、ウヒョンさんとは
上手く行かないって言うの？」
「あぁ…あいつは…他にも」
そう言い掛けて
口を噤んだキムソンギュ
その口調はまるで
例の彼女の存在を
認めてるようなものだった
「他に…なに？」
「いや…なんでもない」
やっぱり知ってるんだ
同じメンバーだもの…
「いいの…遠慮しないで言って
私も知ってるから」
こんな話を
キムソンギュとするのは
胸が苦しくて堪らなかった。
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みな(プロフ) - 続きが読みたいです(＞人＜;) (2017年1月30日 5時) (
レス) id: 5d18db5e8b (このIDを非表示/違反報告)
ほやぼーや(プロフ) - そうなんですね！スペガのホヤくん、どこか悪い男な感じがしてたまらんですw感情移入しちゃいますもんねwはーい！ありがたいです〜楽しみにしてます^^無理せず更新頑張ってください^^ (2015年8月19日 0時) (レス) id: f23015d7f9 (このIDを非表示/違反報告)
key(プロフ) - ほやぼーやさん» りがとうございます♪スペガではホヤを担当していますwほんと不器用で頭の中をホヤに切り替えた途端ソンギュに戻れなくなりました(笑)スペガの合間に書けそうな時、頑張って書いてみますので今後も宜しくお願いします♪ (2015年8月18日 23時) (レス) id: 03f84962f7 (このIDを非表示/違反報告)
ほやぼーや(プロフ) - keyさん、こんばんわ。いつも読ませていただいている者です(^^)それなのに初コメントになってしまいます汗 スペシャルガールの方も読ませていただいていたので、更新嬉しいです！いつも読んで元気になってます！ありがとうございます！これからも頑張ってください(^^) (2015年8月18日 22時) (レス) id: 693856010e (このIDを非表示/違反報告)
key(プロフ) - mayumayuさん» えええーダメダメーーーーっっ私的にはホヤさん書けるの嬉しいんだから♪ (2015年8月18日 22時) (レス) id: 03f84962f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：key | 作成日時：2015年8月7日 20時
