現実から逃げない努力 ページ3
「あっ…
ごめんなさい…
何でもないです」
ほんと…
馬鹿な質問…
キムソンギュが
詩を書くのに
脚本を読む必要がないってこと
1番良く分かっているのは
私なのに…
なんで
そんなこと聞いたんだろう？
私の馬鹿っっ
パボ、パボ、パボ…っ
自分の頭を
軽く拳でポカって叩いたら
くすくすと笑い出した
キムソンギュ
え…？なに？
私は笑ってる理由が分からなくて
キムソンギュの顔を見上げると
ソユル達には
気付かれないよう
小さな微笑みを
私に返した…
なんだか…それで
気持ちが少し楽になって
心が落ち着いた分
現実から逃げない努力をしようと
その時、思った。
エレベーターが最上階に止まり
プロデューサーに
言われた部屋に向かうと
そこは
本格的なシアタールームだった。
てっきり私は
皆でお酒を飲みながら
テレビを囲んで
わいわい観るものだと思っていたから
少し…驚いた…
これじゃ…まるで
皆に評価されるみたいで…
私の胃は…キリキリと
再び痛み出した。
「大丈夫？」
「うん…いつもの事だから」
心配するソユルに
そう言って
先に中に入った行った
キムソンギュ達を
入り口の所で見ていた。
既に照明は半分落とされ
映画館みたいな座席が
何列も並んでいた。
私とソユルは
その真ん中の席に座る
プロデューサーに
挨拶を済ませると
飲み物を受け取り
後方の座席に座ることにした。
そしたら…
私の隣に
キムソンギュが座って来て
ソユルの隣には
マネージャーが腰を下ろす…
え？なんで隣に座るの？
キムソンギュに視線を向けると
ゆっくり顔を近付け
耳元で囁いた…
「…いっぱいキスしたよな？
……映画館で…」
て……
ちょっと…やめてよ
こんな場所で思い出すの…
無言でキムソンギュの肩を押すと
「ほら、始まった」って
キムソンギュの声と
重なるように
静かなメロディーが流れ出し
甘く切ない歌声が
シアタールームに響き渡った。
すると
一斉に皆が振り返り
キムソンギュに拍手を送る
その瞬間…
何故か…
私の瞳の奥に熱いものが込み上げて来て
徐々に視界が歪んでいった…
キムソンギュは立ち上がり
何度もお辞儀をし
挨拶をする
私はその姿を下から見上げ
誇らしげに見つめていたら
…もう駄目…
まだ始まってもいないのに
号泣…っっ
ほんとに…いい曲を
ありがとう…
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みな(プロフ) - 続きが読みたいです(＞人＜;) (2017年1月30日 5時) (
レス) id: 5d18db5e8b (このIDを非表示/違反報告)
ほやぼーや(プロフ) - そうなんですね！スペガのホヤくん、どこか悪い男な感じがしてたまらんですw感情移入しちゃいますもんねwはーい！ありがたいです〜楽しみにしてます^^無理せず更新頑張ってください^^ (2015年8月19日 0時) (レス) id: f23015d7f9 (このIDを非表示/違反報告)
key(プロフ) - ほやぼーやさん» りがとうございます♪スペガではホヤを担当していますwほんと不器用で頭の中をホヤに切り替えた途端ソンギュに戻れなくなりました(笑)スペガの合間に書けそうな時、頑張って書いてみますので今後も宜しくお願いします♪ (2015年8月18日 23時) (レス) id: 03f84962f7 (このIDを非表示/違反報告)
ほやぼーや(プロフ) - keyさん、こんばんわ。いつも読ませていただいている者です(^^)それなのに初コメントになってしまいます汗 スペシャルガールの方も読ませていただいていたので、更新嬉しいです！いつも読んで元気になってます！ありがとうございます！これからも頑張ってください(^^) (2015年8月18日 22時) (レス) id: 693856010e (このIDを非表示/違反報告)
key(プロフ) - mayumayuさん» えええーダメダメーーーーっっ私的にはホヤさん書けるの嬉しいんだから♪ (2015年8月18日 22時) (レス) id: 03f84962f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：key | 作成日時：2015年8月7日 20時
