表情管理

#13 ページ13

まさか


まさか





まさかエアパンダの人が
こんなかっこいい人だったなんて



「チョンウォヌ遅刻だぞ〜」




チョンウォヌ君か.....
もうエアパンダとかそんな失礼な呼び方できないな笑


にしてもさ、
イケメンじゃないって言ってたのに
自覚してないんだね...

もったいない...





私の前を通り過ぎてからもドキドキが止まらない

だって、
斜め後ろにいるんだもん....



後ろを向いてもう一回見たいという気持ちを抑え
ヒョナちゃんと話すとき
プリントを後ろに回すとき


ちらっと


ちょこっと




覗き見する


話しかけるなんてそんなことできません。
覗き見で精いっぱい。


チョンウォヌ君は授業の8割くらい寝ている....
お疲れなのかな？笑

ちょっとだけ見える寝顔に
かわいいな〜なんて思いつつ
ぼーっと外を見る横顔にドキドキさせられる


だめだ
見過ぎだな自分
気づかれ無いうちにもう見るのはやめよ...






ちらちらとチョンウォヌ君を覗き見しながら
今日の授業があっとゆう間に終わってしまった



教室から下駄箱まで向かっていると途中で体育館の前を通ると


扉の間からバスケ部が練習をしているのが見える



中学生の頃、ほんの少しだけ付き合っていた人がバスケ部だったから
放課後に友達と一緒に練習をみにいったな〜なんて事を思い出す

そのせいか
体育館からきこえるボールのつく音をきくと
あの頃を思い出し少し胸がときめく



やっぱバスケ男子はかっこいいなあ〜

どんなにもっさい男子でも、バスケをしてる姿をみるとかっこいいと思える


それは私だけかな？


知り合いが居るわけじゃないのに練習を見るのは恥ずかしいからちょっとだけ見て急いでバス停に向かった








最寄りの駅に着くと
あの後ろ姿が



「スニョン！」


走ってスニョンのもとに行くと段差につまづき



「ひゃっ！」


転ぶ！と思ったらスニョンが転びそうになった私を抱きかかえてくれていた


「やぁ〜Aそんなに俺に会いたかったのか？笑」

「ご、ごめん....///」


あわててスニョンから離れる
いくらスニョンでも男の子に免疫があまり無い私は

ドキドキしてしまう

もうこんな自分がやだ

スニョンの顔もちゃんと見れない


「気をつけろよな笑」

と言って私の頭を ぽんぽん とする



なんだか恥ずかしい
スニョンにこんなことされるの初めてだから...

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