【小説】貴方が悪魔として生きる日々。【募集企画】

どういうことだ ページ11

【SIDE:レイヴァ・テルヴァイト】

人が落ちてくるのか！と言うのが最初に思ったことだ
理由なんて簡単、ここにそう簡単に人間は落ちてこない
そういう風に出来てる

それに、ここは基本人間を良いやつらと認識していないやつが多い
良いやつらだと俺は思っているのだがな……

何とも言えない感情に俺は押し潰されている
人によって考えが違うのは俺たちも一緒なのだからあまり強くは言えないけど……
環境が違えば俺も恨んでいるかも知れなかったのかな？


「ルイース……急がないと危険なことになる！
……向かおう！」

「分かりました！」

「えっと……君は……
ルシア・ヴォルデゴートちゃんだったよね？間違っている？」

「何故知ってる」

「俺も人の方で有名なら君も人の方で有名だよ？」


調子に乗ってるは俺っと思い、即座にルシアから離れる
ついでに有名と言うのは俺は人間を見守る方でも有名
あっちは虐殺での有名だから少し違う
悪魔としての話なら彼女のほうが何倍も優秀なんだけどね……


「えっと……俺は行くね」


煉極列車が回復しないと色々困るからな〜特に俺！
サタンに命じられたのは良いけどこれじゃあ……
絶対に出来ない。これでどうやってやれと？？


「はぁ……どうしてこうなった」


せっかくいつも通りにゆっくりしていたのに……
サタンに任務をもらってからこんな事になっていない？
つまり、実質、サタンのせい？？


「そろそろ付きますね」

「見たい、だな……」


二人で突き当りを曲がった瞬間に写った景色は
ぼろぼろになっている煉獄列車の残骸が当たりに散らばっている
たくさんの悪魔たちがそれを取り囲むようにいた

俺、あそこに向かわないといけない？

えぇ……あまり目立ちたくない！なるべく静かでいたい！
そう願いながらも俺はたぶん今日も目立つんだろう！


「少し……俺をほっといてほしい…」


そう願う俺なのだが……俺は直さないといけないのだ
理由？？任務
早速取り掛からないとな……


「早めに終わらせないと……」


そういえば、今回の異変はこれだけで終わるのか？
なんて、ね……直してしまえば俺にとってはそれで終了
だからこのまま何事もなく過ぎ去ってほしいんだけど……


これって人間界の言葉で言うフラグってやつかな？？
折れてくれたほうが嬉しいな！！

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