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「ただいま」
『ジミナッ、おかえり』
顔を合わせるやいなや、ぎゅーっと効果音がつく程抱きつけば、苦しいよ〜なんて、満更でもなさそうな言葉が返ってくる。
『ごめんね、迎えに行けなくて…』
「大丈夫だよ。Aくんも忙しいんだから」
『でもッ、サセンとか現にいるし…、ここは普通の住宅街だから』
いいよ、別に。サセンがいても。
「わがままは言わないよ。Aくんが居ればそれで良いから」
『ジミナ…』
「中入ろ、外寒いんだよね〜」
ピットりと寄り添って、温めてくれる?なんて上目で言えば、キスをされる。
『ご飯できてるよ』
「わあ〜、美味しそう」
何時もの美味しいご飯。彼が作ってくれた物。本当は、僕が作ってあげたいんだけどね。何でもしてあげたいから。
「そう言えばね、最近つけられてる気がするんだ」
『やっぱり言ったじゃん…。引っ越そうよ!ジミナが心配だよ』
「うん、怖いけど…。でも、引っ越したくはないよ。君との思い出がいーっぱいあるんだもん」
か弱い振りをしとけば、本能的に?守ろうとしてくれるじゃん。
「僕のせいでAくんに迷惑かけたくないし!逆に、僕に迷惑かけてよ!」
暗い雰囲気を飛ばそうと、明るいトーンで話す。Aくんも、そっか。と直ぐに納得してくれる。本当大好き!
「好きだよ」
『何、急に…。可愛いなあ』
「ちょっと!撫でないでよッ、背が縮む」
本当に好きだよ。君が思ってるよりも遥かに。
…
彼が眠りに着いた後、静かに布団から出る。
自分の部屋に入り、ノートを開き、今日撮った写真を留めた。
『バレちゃうかなあ』
でも、ジミナの事だから、僕だってわかっても、素直に受け止めてくれるんだけどね。
ジミナのことが大好きだから、彼の事なんて、手にするようにわかる。もう、自分が彼自身と言っても過言ではないんじゃない?
ジミナが僕の事を大好き過ぎることも、好きすぎて、僕の何もかもをしたいことも。今日だって、夕食の時にもポロッと零してたしね。
でも、ジミナに迷惑かけてないかな。こんな僕も愛してくれるかな。二人とも似ているから、どうやったら彼とずっと一緒にいれるかがわからない!彼も僕の表情を疑って過ごすんだもの!
『それでも、何とかいけるか』
……まあ、大丈夫か。
…
最終話です。
ここまでのご愛読ありがとうございました。
次もまた短編になると思います。
これからもよろしくお願いします
12/11 なつお
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なつお(プロフ) - 猫わかめさん» 返信遅くなり申し訳ありません!コメント有難うございます!趣味が合う方がいて嬉しいです〜! (2019年2月2日 21時) (レス) id: bd9eac76f0 (このIDを非表示/違反報告)
猫わかめ - すみません。最終回終わってましたね。完結あめでとうございます! (2019年1月29日 22時) (レス) id: d5ef40128c (このIDを非表示/違反報告)
猫わかめ - 最高です。大好きです。失恋系好きすぎる。We Don't Talk anymoreっていい曲ですよね。。グクミンのも好きだす。更新頑張ってください! (2019年1月29日 22時) (レス) id: d5ef40128c (このIDを非表示/違反報告)
なつお(プロフ) - びくさん» 本当ですね(汗)ご報告ありがとうございます! (2018年12月11日 16時) (レス) id: bd9eac76f0 (このIDを非表示/違反報告)
びく(プロフ) - 誤字だと思われるものを見つけました「これがね、一番似合うと思う思うんだ」ってなってます (2018年12月8日 19時) (レス) id: 0e5e64ef62 (このIDを非表示/違反報告)
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