【BTS】I love u 【男主】

yg ページ3

むふふふふ。
顔が無意識にニヤけるのは動画のユンギのせい。今は彼の作業室におり、彼がヘッドホンをしているのをいい事に、俺はイヤホンをしないで視聴していた。

ユンギは少し眉をひそめてこちらを気にしてるが、そんなのお構い無しに視聴し続ける。

指ハートを作ったシーンになると、胸がギュンっ！！と締め付けられた。
まあ、それを見たユンギが堪忍袋の緒が切れ蹴られたけど…。

少し不機嫌になりながらも持ってきたイヤホンをつけて、また動画を見始めた。

部屋に流れる沈黙、それを破ったのはドアの開く音。

｢ユンギヒョーン。コーヒー…ってAヒョン！！来てたんですね｣


5歳児のテヒョンだ。

ユンギにコーヒーを渡すと、こちらに向かってきて抱きしめられる。

『最近ぶりー』

｢あ、この前に買ってもらったピアスどうですか？似合ってますか？これ、気に入ってるんですよ〜｣


髪の毛を耳にかけると顕になったのは十字架の真ん中にテヒョンと同じ瞳のような深い青色の宝石がついたピアス。

『似合ってるよ。お気に入りにしてくれて嬉しい』

なんて言うと、ぶんぶんと揺れる尻尾が見えた。

｢もー！！毎日付けようかな｣

くりくりと耳をいじくり回し部屋を出て行った。
またスマホに視線を移そうとしたら、視線を感じた。まあ、一人しかいないわけで

『どうかしたか、ユンギ？』

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