国達と謎のダンジョン１０ (ページ9)

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数取りゲーム２ページ9

縄で縛られたままやり始めたゲームも、予想通りというか私の前の人が９９を言った事で最初の罰ゲームが行われる事になった。

「狐には巫女服ですかね…」

「日本、ここはあえての軍服よ！」

「軍服！九尾の狐少女の軍服！なんて凄い破壊力！」

ハンガリーと日本というオタク同盟が醸し出す不穏な空気に、しかし私が逃げる事は出来なかった。

軍服なだけマシだろうって？あの軍服のスカートは腰布とそんなに長さが変わらないんだよ！？

逃げる私を収穫したハンガリーは、私を別室に引きずって軍服を無理やり着せてきた。

私は泣く泣くスカートを出来るだけ伸ばして所在なく座る。

「…写真撮ってもいいかい？」

「君が負けてくれたら」

「NO！」

私を地獄に落としたアメリカを睨むと、奴はやけに緩んだ顔で私の尻尾を眺めていた。もうやだこの尻尾…こいつのせいでスカートがめくれちゃう…

ロシアはそんな私をパシャリと問答無用で撮った。

…嫌だけど自分があの写真を持ってる限り本当は強く言えないんだよね。Ｓ嬢なんて私よりもっと嫌だよね、ロシアさん。

「なんで僕を見てにやにやしているのかなこの子は」

「あんまり強く尻尾掴まないでよ…」

早く他の人にも罰ゲームをやりたいのでゲームを再開。

で、省略するけど今はプロイセンの番だ。彼は今９７なので、９８と９９とあえての１００を選べる。

なら９８を選べば恨まれないしいいじゃんとか思うかもしれないけど…彼の次はイタリア、その次はドイツなのだ。

プロイセンは自分が助かりたくば大好きなイタリアか大事な弟ドイツのどちらかを切り捨てないとならない。

それは彼にはできない事だった。

「１００…」

「あらやだ…プーちゃんの癖にかっこいい」

みんながプロイセンの勇断に賛辞を送るが、罰ゲームは容赦なく行われた。

プロイセンの罰ゲームはミニスカポリスだった。それも真ピンクの。

彼は満足そうに白く燃え尽きた。