イギリスのDVD ページ7
「よいしょー」
イギリスの私物(DVD)を元の位置に戻そうと、彼が入浴中にお部屋に侵入した私。こっそりとDVDを隙間に収め、素早くお部屋から出る。ばふんと何か生暖かい物に当たった。
「誘ってんのか？」
暑いのかパジャマの前を開けて着てるイギリスが居た。適当に拭いたらしい髪の毛から水がぽたぽた垂れている。そこまで見てからイギリスの言った言葉を理解する。
「胸板意外と厚いね」
胸板をぐわしっと掴むと、妖艶な表情を浮かべていたイギリスがギョッとした顔になった。私、セクハラされるのは好きじゃないんだ。
「ふ、普通は顔赤くして違うよって言う所だろ！」
そんなにも予想外過ぎたのか。でもなんかイギリスのえろ攻撃に慣れたんだよね。だって結局紳士だからなんだかんだ言って手を出してこないだろうし。
「えいっ」
「きゃー！？」
イギリスの胸のピンクのを摘むと涙目で胸元を隠して逃げ出した。悲鳴が可愛すぎ。扉を閉められたので、叩いてみる。帰れようばかぁ！と返ってきた。ご機嫌斜めみたい。
用事も済んだしさっさと帰ろうとすると、サッと服の裾を掴まれた。見るとイギリスが扉をちょっと開けて手を伸ばしていた。
「べ、別にどうしても入りたいなら、は、はは、入っていいぞ」
「いや、この後ロシアの部屋に襲撃に行くから「駄目だ！入れよ！」お、おおう…」
グイッと掴まれて引きずり込まれた。嬉しそうな顔をして紅茶を入れて、それを私にもくれるイギリス。お礼を言ってジャムを持って来ようとしたら、そのまま飲めって言ってきた。でもさ…
「このままゴックンしたらちょっと苦いんだよなー」
「ぶほっ」
「…何を想像したのイギリス」
「べ、別に！？何も想像してねぇし！」
慌てふためくイギリスを無視して、ちょっと気になる事があるのでコンセント辺りを見てみる。あ…盗聴器があった。
「なに見てんだ？」
「イギリスのえろDVDいっぱいだなって」
「！？」
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作者名：ヴァーニャ | 作成日時：2015年6月13日 18時
